飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

しょうもないストレスから逃れる

従業員全体に何かのオペレーション変更を徹底したい場合

 

「文書・SNSで告知する」というプロセスを経ることが多いのではないかと思います。

でも文書による指示だけっていうのは、どうしても徹底性に欠けます。

読んでない人もいるでしょうし、忘れちゃう人もいるので、実行の段階において中途半端になることがほとんどです。

 

「文書で指示したのになぜできない?」

 

従業員にとって文書なんて優先順位が低いので徹底なんかされません。

 

ですから、

文書を出した後に現場でフォローアップしたりして手間をかけて徹底してくのですが、中には、そこまで手間をかけるような事柄でもない案件があります。

どっちにしても店長にとって手間がかかるし、ストレスもある。

 

 

こういう場合、私は文書なんか出さずに、レイアウトを変えたり、備品を捨てたりして、突然その仕事ができないようにしてしまいます。理由なんか説明しないけど、聞いても来ません。だって従業員にとってはどっちでもいいことですからね。

 

例ですが

当店はお客様が「お会計」を言ってこられたら、伝票を用意する間、小さなカゴにいれた飴ちゃん(パイン飴とか黄金糖とか)をお出ししています。

 

「お口直し」と、「客席でお会計する準備をする間少し待ってください」という意図です。

 

その飴ちゃんはカゴにはいっていて お客様が1~2個取られる想定なのですが、ある日、大きなカゴで出して、全部持って帰られて、その日の飴ちゃんが無くなってしまったので、「小さなカゴ」にしたのです。

 

でも、その小さなカゴに移す前の「大きなカゴ」も一緒に置いてました。補充がしやすいからです。そうすると小さなカゴがあるのにもかかわらず、大きなカゴを出す従業員が続発しました。

 

「イラッ」として、何度か注意しましたが、後を絶ちません。お店のLINEグループに注意を告知しようと思いましたが、、、、。

告知なんかせずに

大きなカゴを廃棄して、四角い銀色の缶にしてやりました。まさかお客様のもとへこの「缶」はもっていかないでしょう(笑)

私のストレスは無くなりました。

 

ものすごく、しょうもない話ですが、自営業のオペレーション的な問題解決は ほとんどの場合、周知徹底ではなく、廃棄・中止・レイアウト変更など、瞬間的に徹底できるものほうが良いと思います。そんなもんです。

 

しょうもない、ちっぽけな話ですみません。

 

時々お店が客席も対従業員も 文書だらけになったお店を見かけます。ストレスたまりまっせ。

誰も読んでないし、読んでも忘れるし。