飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

お客様とのちょっとした会話を生かす

「現場が師匠」という言葉がありますが、たしかに「現場にはいろんなモノが落ちている」と思う。

 

お客様との少しの会話にも気づきやヒントがあります。

 

とある日、

ホール女子がお客様のYさんが呼んでいます、と言ってきました。

テーブルまで行くと「店長、シャンパン売ってるのか?」と聞いてきました。「売ってませんよ」と答えると、残念がられて、なぜそんな質問をしたのかを説明してくれました。

 

Yさんはその日マッコリをボトルで飲んでいたのです。

 

マッコリは微炭酸なのでボトルを専用クーラーに入れてお出しするのですが、専用クーラーが破損しました。それが、もう製造されていなかったので、代わりにワインクーラー(バケツみたいなもの)をサントリーさんに貰ったのです。

 

そこにプリントされていたロゴがYさんお気に入りのシャンパン(スパークリングワイン)のものだったようです。

 

そんな話をしたので、気になって翌日、その銘柄のシャンパンを探したら、いくつかありました。 

 

Yさんは年末に忘年会をするので、そのメーカー(地方?)のスパーリングワインを数本仕入れました。

 

Yさんみたいなお客様がほかにもいらっしゃるかもしれませんので、お店で常時取り扱う方法はないかなと考えてみました。

 

メニューに追記しただけでは、あんまり売れないでしょうし。

変に安くするつもりもないけど・・・

 

いろいろ考えて出た結論は”メルマガの誕生日プレゼントの選択肢”に入れる事でした。

 

当店のメルマガ誕生日プレゼントは、スペシャルコース1人前無料なんです。

回収率が高くて評判が良いので内容変更はしたくないのですが、マンネリ化するし、量も多いのでコースを食べたくない人もいるでしょうから、何か違った切り口が必要かな?と思っていました。

 

ちゃんとしたスパークリングワイン1本プレゼント、だったら、ちょうど釣り合うでしょう。10人に1人くらいボトルを希望するお客様がでてくればいいかな、と思います。

 

カニズムはちょうどよい感じにおさまりそうです。

 

お客様との会話の中にいろんな気づきがあったりします。現場で仕入れた情報には、いろんな可能性があると思います。

 

写真はイメージです