飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

デジタルか?アナログか?、、メルマガ。

当店のメルマガ会員さんにお送りしている「誕生日優待券」の2022年回収数が約150枚でした。現在、配信数は600強なので、だいたい25%くらいの回収率だと思います。

 

お誕生日のお客様には 1人前3,980円のコースをプレゼントするというメカニズムです。期限は半年くらいで、コースは2人前からの受付となっております。

同時に2枚使用はできませんので、実質は「半額」サービスですね。ドリンクのご注文などもありますけど、少なくとも20~30%引きにはなります。

 

この手の優待券で、配布数に対する回収率が25%というのは、かなり優秀だと思います。

優待券はがき



メルマガそのものの開封率も50%近いので、全般的にうまく運用できているんだと思います。

 

なぜ、うまくいっているのか??

 

私が思いますに、ひとつは「無理をしなかった」ことではないでしょうか。

メルマガは2019年7月に開始しましたから、今の配信数になるまで、約3年かかりました。

その間、メルマガ会員さんを”一気に集めようとするキャンペーン”は全く実施せず、お店をご利用いただいたお客様の中で、ご希望の方がいらっしゃったら登録してもらうようにしていました。(登録いただいたら当日なにか一品プレゼントはしてますが)

 

結果として、会員さんは近隣の人が多いです。ですからハガキの回収も多いのでしょう。やっぱり近いと便利ですもんね。

 

もうひとつは、根気強く配信していることではないでしょうか。現在は、ほぼ毎週火曜日(定休日明け)に1本配信するようにしています。文章はなるべく短く、写真を多くしましたし、少しだけクーポンも付けました。

 

 

上手くいっている理由としてもっとも重要な事は、リピーターとのコミュニケーションツールとして活用する事を目的としていた事だと思う。

当初から、会員数や売り上げ獲得は二の次で、お店や私たちの近況や考え方を、お客様一人一人に伝える事を重視していました。

ですから、コ〇ナ期間は メルマガを出す事だけが心の支えだったこともあります。

 

感染騒動期間が終わって来るにしたがって、SNSの反響もあがってきていますが、この「優待券ハガキ」というアナログなやり方が、もっとも具体的かつ優秀な成果につながっている事を再認識したい。

 

デジタルだけでもない、

アナログだけでもない、

その両方をミックスした方法こそが最強なんだと確信しています。