飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「〇〇そう」が伝わる。(Instagram)

ちょっとの間、当店のSNSアクションを洗いなおすブログが続きます。

 

8年前、グランドオープンしたとき、私はインスタはしていませんでした。フェイスブックぐらいはすこしやってましたけどSNS全般に熱心ではなかったです。

 

しかし、いざ商売をはじめてみれわかったのは、アルバイトの学生さんは、一日中インスタを見ていること。フェイスブックなんかしてないです。

 

当時は、「インスタのどこがおもろいねん。ただ写真貼ってるだけやんか」と思っていました。でも学生さんへの浸透度はすごいので、参入しなきゃな、とは思っていました。

 

で、アルバイトのAさんに、設定してもらいました。彼女は大学2年でフォロワーが1000人以上でした。”フォロワー1000人ってすごいなあ”と思っていました。それがうらやましくてはじめたみたいなもんです。

 

当然,フォローワーは増えないし、どんな写真を出したらいいのかもわからないのでしばらくほったらかしにしてたのですが、ある日、同業者のインスタを見て、衝撃を受けました。

 

「美味しそうなメニューが画面いっぱいにたくさん出ている」

 

そのお店は、よく売れていてうらやましかったのですが、インスタがキレイで「美味しそう」なんです。

 

「ははーん、これか」と思ってマネをし始めました。

 

でも、美味しそうな写真を撮るのはなかなか難しいですね。フード写真用のアプリが必要ですし、照明の加減とか、いろいろ複雑です。

で、美味しそうな写真でインスタが埋まったころ、「ほんまにこれでいいんか?」という疑問が湧いてきました。

 

当店の魅力は、もちろん「味」ですが・・・・

他にも「人」とか「雰囲気」とかもあるのに、全く触れられてない。

 

それは違うなあ、

と思って、

 

店内の様子とか、生き生きとした従業員さんとか、を出すようにしました。料理も静かな写真だけでなく、網の上で焼けている肉の画像や動画とか、ぐつぐつに立っているもつ鍋とか ”動き”のある画も出すようにしました。

 

そういう”動き”を感じさせるには「タイムライン」のほうが効果的な事もわかりました。画像に「動き」があるってことは、粗っぽい画像も多くなります。写真としての完成度も低くなりがち。ですから24時間で勝手に消えるタイムラインの方が気楽に投稿できるし、少々粗くても、見る方も許してくれてる感じがします。「軽い気持ち」で上げましたってことですね。

 

実際にやってみると、「これはタイムライン向きやな」、とか「この画像はコメントをちゃんとつけてしばらくインスタに貼りつけておこう」とか判断できるようになりました。

 

最近では「犬」も登場したりしてます。

 

嬉しい事に

面接したとき、応募者になんで応募したのか?を質問したら「インスタやグーグルに人が映っていて楽しそうだったから」という応募者が毎年1人はいます。

こういう効果もあるんですね。

 

今では

「〇〇そう」(=美味しそう、楽しそう、嬉しそう、悲しそう など)

を簡単明瞭に伝える事ができるツールであると認識しています。

 

論理的ではなくて感覚的なんですね。そりゃウケるわけだ。使ってみたら楽しいですね。

まりちゃん

 

現在のフォロワーは1142人ですわ