飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「とりあえず」って言うてると仕事が増えるで

構成労働省が「3月13日からマスク着用は個人の判断が基準となります」と発表している事はすでに皆さんご存じだと思います。

但し書きとして、医療機関などに行くときなどはマスクを着用しましょう、と具体的にマスクが必要な場合も指定しています。

さらに、個人の選択の尊重し、脱着を強いる事のないように呼び掛けています。

 

明確な行動指針だと思われます。

 

しかし、多くのの事業者、スーパー、観光施設などは

お客様にマスク着用は任意、従業員は当面マスク着用、

という方針の企業が多いです。

もちろん、従業員にマスク着用させることは、政府方針でも認められています。

 

多くの飲食店はこのパターンになるのではないでしょうか。「従業員」に「個人の判断」はさせないってことです。

 

さて、どうする事が一番良いのでしょうか。

 

飲食店長のブログですから、飲食店として、どう立ち回る事が良いのかを考えたいです。

 

政府方針が「個人の意思尊重=任意」になっているのに任意にしないならば、いつ「任意」にするのか?誰が判断するのか?判断の根拠は何か?を考えないといけません。

ここが難しくなってくる事に気が付いてますか?ここで任意にしておかないと、その判断は「経営判断課題」として将来の自分の仕事として残るのですよ。

 

「政府が任意と言っているから、当店も3月13日から従業員も任意にしました。自己判断でお願いします。」と言えば、それ以上何も考えなくてよいし、将来の経営判断も必要なくなります。

 

私は、感染症を軽視しろっていってるわけではありません。

むしろこの3年、あれこれ文句を言ったりした結果、自分が感染症対策全般に対して無力だということがわかったから、

政府の言うてることに、ほぼ額面通りに従ったらどうでしょうか、と思っています。

 

ここで、「任意です」っていったからって、「はずせ!」って言ったわけでもないので、問題になんかならないでしょう。

 

「とりあえず」で経営判断するほうが、将来難しくなりますよ。

ええじゃないですか。

マスクしてる人がいたり、いなかったりでも・・・

それが任意というものなんだから。2類が5類になったら、また考えれるでしょう。

 

 

とかく大きな変化がおこるときは

・これまでの立場や、やり方を変えたくない

・責任を取りたくない

・自分の存在を示したいから 「逆張り」する

・目立ちたい

・利権を守りたい

・面子を守りたい

・自分の考えを通したい

 

などの思惑が働き、物事を複雑にします。

判断基準って「なるべくシンプルで思惑・無理・無駄のない」ほうがいいですね。

 

複雑な事を言って、「とりあえず」っていいいながら判断を先送りするのも良くないですね。無駄や無理を生みますから。

 

来週は複雑な判断が横行して、現場が混乱するんとちゃいますか。

自分のしっかりした考えで、マスク着用義務を続行する事もとても良い事ですし、有能なリーダーの判断行動だと思います。

 

とにかく、責任もって判断してくれ。