4月5月で3人の新人アルバイトさんを採用しました。3人とも大学女子1年生です。
去年までの3年間はコ〇ナ禍でしたから、育成を早めたり強化することもなかったのですが、今年は景気回復が報じられていますし、営業時間も伸びるかもしれませんので、確実な育成計画がポイントとなります。
かといって、あくまでもOJTが基本ですから、新人は1人づつトレーナーと一緒に働いてもらいます。
となると、「トレーナーの確保」が一番重要だと気付きました。
昨日、新人のMさんのトレーナーとして4年生のHさんに担当してもらいました。
実は4年生のHさんは、ダンスサークルの幹部になったため1年半くらい休職していて、復職後もいろいろ忙しくて、稼働率は極端に低い人です。
ノウハウにおいては不足していますし、おっとりした感じなのですが、Hさんはサークルの部長として全国制覇した人物でもありますので、思い切って担当してもらうことにしました。
ちょっと心配しながら見守っていたのですが、心配は無用でした。
とにかく面倒見が良いのです。
まじめで、リーダー経験のあるHさんは「新人との距離の置き方」をわきまえており、脱線することもなく、相手を疲れさせることもなく、ある程度緊張感をたもちながら、トレーニングしてくれました。
ド新人の育成なのですからトレーナー側に必要な要素は、本人が上手かどうかではなく、面倒なド素人を扱う人間性ですな。
あえて能力とは言わず「人間性」と書きました。
要するに育成される側の新人がどんな表情でその時を過ごしているかだけが判断基準です。それ以外はあんまり気にする必要はありません。教えた事をわすれるかもしれませんし、誤解するかもしれませんから。
上手におしえているように見えて、「講義」しているだけの人は最悪かもしれませんね。新人の反応は千差万別、能力もマチマチですから、反応を見ながらやらせていく(OJT)トレーナーがベターなのです。
悪戦苦闘しているように見えるのは、相手の性格に合わせて育成にとりくんでいるからかもしれませんね。
考え方の枠が広がりました。