飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「明細は大丈夫ですか?」に思う事

飲食等のレジでまたまた「新しい日本語の使い方」が開発されつつあります。

 

とあるラーメン屋さんで食事をしてカードでお会計しました。

で、店員さん曰く

「明細は大丈夫ですか?」とのこと。

 

「?」と思って数秒考えましたが

つまり「明細はお渡ししなくてもいいですか?」っていう意味だと気が付きましたので、「いや、ください」というと、カード取引明細を渡してくれました。

 

この場合、店員さんは初期において「明細は要りますか?」と聞いていたのでしょうが、「大丈夫です」答えるお客様が多いので、そのうち「明細は大丈夫ですか」に変化したと思われますが、全てのお客様が受け入れれる表現とは思えないので、ビジネス上は危険な変化ですね。

 

とにかくこの「大丈夫」って言葉は非常によく使われるわりに、あいまいな状態にあります。意味がまちがって伝わる事があります。

場合によっては

「おまえ、大丈夫か?」といいたくなるような使い方もありますね。

 

例えば、お店でこんな会話があります。

Q「今日はまかない食べるか?」

A「大丈夫です」

これは、否定なのか肯定なのかわからない例です。

「はい、いただきます」なのか「いいえ、結構です」なのか、両方にとれるのです。

ですから、やさしく私は聞き直しますが、

心の中では

「この人の接客はよく確認しておかないといけないな」と思います。

 

小さな問題ではありますが

今回ラーメン屋さんで会計を終えた私は、

このお店に対して

がっかりした気分になりました。

従業員の質においてワンランク下のお店と思ってしまったのです。味も悪かったように感じました。

これは、文化人類学上、許してあげるべき表現かもしれませんが、お客様の感覚として違和感が、あった事は誰も否定できません。

 

 

ですからこういうビジネス上の危険を避けるために普段から、よく気を付けておく必要があります。

 

言語の問題はこの辺にしておきましょう。言語は生き物なのでそのうち正しい使い方が定義されてくるでしょう。

 

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私が問題提起したいことは

なぜ従業員さんはこういう言葉を使うようになるのか?ということです。

 

カード明細は元々自動的に印刷される設定になっているようですから、100%手渡しすればよいだけなのです。

つまり、それをわざわざ要/不要を確認して、従業員サイドで捨ててしまう事を「プラスワンのサービス」だと思っているからだと思います。

これは、長年の考察の結果、私が得た結論です。

 

しかし、みなさまお気づきのように

こんな行為は「プラスワン」でもなんでもありません。

 

思うに、

レジがPOSになり、

注文がタッチパネルになって、

必要な作業や会話の量が減ってしまったので、(もっと良い接客サービスをしたい)という欲求から、余計なフレーズや無用な作業をあみ出している、と思いわれます。

 

でも、文法の知識やサービスの在り方に対する認識の低さから、おかしな言動なってしまっているのでしょう。

ですから、これは(良いサービスをしたい)という意識の表れですから、怒ったり修正したりせずに、他のフレーズをおしえたらいいんじゃないしょうか

「お味はいかがでしたか?」

「ご満足いただけましたか?」

「またご来店くださいね」

「お近くからおこしですか」

「LINE会員がお得ですから、いちどおためしください」

とか、なんでもいいんです。

 

ほんとうのプラスワンサービスを展開できるフレーズを授けてあげれば、違ったパフォーマンスになるような気がします。

間違いを正すよりも、より建設的な解決になるようにしたいものです。

でもまあ、本来

「大丈夫」を乱発する人は、"採用してはいけない人"ですけどね

 

 

大丈夫かあ

 

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