40年近く前からの友人がお店に来てくれました。
今は現場にはでていませんが、彼らは飲食店経営のプロです。
「お互いかわりませんなあ」とか社交辞令をかわして、談笑している中
新人で初回のアルバイトさんがお店に入ってきました。
彼らとの直前の会話の中で「今日、T1(新人初回=とレーニング回目の意味)がくるねん」って言ってましたが・・
そのアルバイトさんが、初回なのにスムーズに控室で着替えをしてお店に入っていった光景をみて「プロ」が
「ちゃんとオリエンテーションできてますねえ」と、言ってくれました。
非常にシンプルな分析ですが、プロらしい「気づき」です。
私は
「いやいや、採用計画を立てて募集して面接して採用してオリエンテーションする、って一連の”普通の事”をやってるだけだよ」とは言いましたが、
お互い”プロ”ですから、
この基礎中の基礎ともうべきベーシックな作業こそが最も重要な事であることを知っていますし、それが無駄に思えたり面倒くさくなってさぼったりすることの怖さや愚かさも良くわかっています。
その”普通の事”をやり続ける事が出来ていない店長さんを数多く見てきたプロの人たちにとって
「普通の事をやり続ける人は”普通じゃない人”なんです。ほぼ異常な人ですわ」とのこと。
同感です。ですから私は異常な人です(笑)。
それはさておき
私、思うに、この6~8月、例年以上にアルバイトの応募が止まりません。
以前のブログにも書きましたが
セルフオーダー、セルフ会計、配膳ロボットなどのDX化によって
飲食店のホールにおける学生アルバイトの活躍の場が減ってしまったのではないでしょうか。
また、それはDX化を推進していない、またはゆっくり推進している個人営業の中・小規模飲食店に極度に良質な大学生が集まるという現象にむすびつくのではないかと予測しましたが、今では確信しています。
事実として私のお店にも
能力においても、適正においても 最上級の人材が 普通の採用活動で集まってきています。
実力ある新人が入って来るということは、既存のメンバーや店長は、よりレベルの高い指導力や育成力を求められるということでもあります。
今のうちに基礎的なルーティーン業務を見直して、良いトレーニング環境をつくっておいてください。
これからリクルート市場は人間を使わざるを得ない個人店にとって「追い風」です。充分な準備ができているお店が勝ち残ります。
普通の仕事を異常なまで正確に粘り強くやち続けていきます。
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