飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

サービスの重要性と厳しさ

「好事魔多し」とか

「魔は天界に棲む」とか言いますが

一見うまくいってるような時でも、最初から最後まで気を抜かないで冷静に行動しないと、足元をすくわれる事が多いです。

特にホッとしたときが危ない。

 

先日

20人位の予約がありました。

最初の注文がたいへん多くて、追加のオーダーも多く、苦戦しながらもなんとか切り抜け、だんだん安定してきました。アルバイトさんもホッとしてきたようですが、えてしてこういう時にイヤな事が起こります。

 

抱えているオーダーが多いときは、誰しも緊張して動きますし、そもそもオーダーが多いので動きに無駄が無くなります。

しかし、少し楽になると、緊張が解けてしまって、普段のクセが出てきて無駄な動きや、注意力の低下が散見され出します。

 

まだ、宴会は終わってないし、他のお客様もいらっしゃるのですから、気を抜いてはいけないのですが・・・・。

 

経験があって優秀な人ほど、ピークタイムもアイドルタイムも同じような精神状態で動いています。そもそも動きに無駄がない。

ですからオーダーが減ってきても問題は起こりません。

 

経験が浅かったり、普段のパフォーマンスが悪い人ほど、オーダーが減ると「ホッとして」気を抜いてしまい、信じられないミスをします。

 

店長としては、そういう傾向はわかっているので、こういう時こそ”嫌がられるのは承知で”厳しい事”を言わないといけません。

 

「お会計が済んでお客様を送り出すまでが『サービス』であり、ホールの仕事だからな。気を抜いてはいけないし、他のお客様にも目を向けないといけないよ。』

と言いますし、時には

 

「何してるんだ!!!」

 

と叱る時もあります。

 

アルバイトさんが団体のお客様の途方もなく多いご注文をこなしてホッとしてるときに、厳しい事をいったり叱ったりするのは気が咎めますが、せっかく苦労してここまできたのに、「失敗だったな」で終わらせたくないのです。

わかってほしいなあと思いつつ、

その時は本気で腹立ってますし、怒っています。

機嫌の悪いオヤジと思われているかもしれません。

それも仕方ない。

 

まあ、日ごろの観察と指導が足りないのかもしれませんが、緊迫した場面でのことなので許してください。

 

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