飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

アルバイトの中長期的な育成

ホール係の育成は長期レンジで考えるべきです。

採用して2~3ヵ月経てば、だいたい普通に動けるようになります。

こうなってくると、

「やり方よりも本質」

「なぜそうなのか」

を徹底的に理解させていく時期です。

 

アルバイトのAさんはお客様がお帰りになる際、

いち早く出口に向かいビニールカーテンを開けて待っています。

このやり方は当店ではNGなのですが

、どうやら「変なクセ」がついてしまったようでした。

 

昨日、私が一緒に働いている時に、

とうとうその場面に出くわす事になりました。

 

お客様がお帰りになるときに、

お客様の前に廻って出口のカーテンを開けようとしていた彼女を止めて、

後ろからついて行ってお見送りさせました。

 

その後

お客様がお帰りになってから彼女に以下の事を説明しました。

 

・出口を開けてあげる事は間違いではないが当店では採用していないやり方である

 

・出口を開けてしまって、お客様が出てくるまで空白に時間があった場合、出口付近のお客様は暑くなったり寒くなったりするので迷惑

 

・先に出口に着くと、お客様の忘れ物をチェックできない。

 

・お客様は出口を開ける事になるが、閉める動作は私たちがやんわりとめて一緒に歩道まで出てお見送りすると動きがスムーズになる。

 

このビニールシートの出入口の話です

これは

風除室が無くて、ダクトの吸い込みが激しい当店に合わせた動き方ですので、

他のお店には合ってないかもしれませんが、

長年やってきて当店ではこのやり方がベストです。

 

Aさんは「お見送りをしなければならない」とは思っていましたが、

その合理的なやり方については理解していませんでした。

先輩の動きは見ていたと思いますが、

自分なりに工夫したのかもしれません。

 

優れた方法ならば止めませんが、

いわゆる浅知恵の場合は、修正しないといけません。

 

「間違ってはいないが、ここでは採用されてない考え方だよ。なぜなら・・・」

 

こういう話をするには、

オンザジョブで、アイドルタイムである必要がありますので

平日に一緒に働く時がチャンスです。

 

毎日、いろいろ忙しいですが、アルバイトの皆さんの動きが目に見えて変わって来るのは楽しいものです。

「やった分しか、返ってこない」と思って地道に育成していけばいいと思います。

 

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