「勝負は9月」と言い続けてきた岡田監督率いる阪神タイガースの猛追がプロ野球セ・リーグを面白くしています。
1位の巨人と2位阪神が最後の戦いになる10試合(巨人は12試合)です。
プロ野球の歴史として、
セ・リーグ発足後、
「巨人が優勝で阪神が2位」というケースは16回ありますが、
「阪神優勝で巨人が2位」というケースは一度もないそうです。
つまり、ずっと競り負けているのです。
私が強烈に記憶しているのは1973年、阪神VS巨人のリーグ最終戦です。
阪神はこの試合に勝つか引き分けで優勝です。
場所は甲子園で、ファンは勝利と優勝を期待していました。
平日のデーゲームだったので小学生だった私は5時間目終了後の休み時間に職員室のテレビをのぞきに行きました。
そのとき目にした画面には・・・・
0-9で阪神が無残に負けているスコアボードが映されていました。
小学生の私は「なんやねんこれ」と思いました。
このガッカリ感は今でも忘れません。
その試合では敗戦決定後、甲子園球場で暴動が起こり王選手が襲われています。今の日本では考えられませんね。
その後、
岡田監督が阪神を率いていた2008年には
巨人に13ゲームをひっくり返されて逆転されるということもありました。
いずれの年も、中心選手の故障とか、フロント奇行とか、それなりに理由があるのですが、要するに「巨人との競り合いに勝ったことがない」のです。
16回も負けているのに、一度も勝ったことない。
2チームの間にはそんなに決定的な力量の差はなかったと思いますが、
これが精神力、伝統、チームワーク、組織力の差ですかね。
0-9の試合があったときは、岡田監督も高校生くらいでしょうか。
歴史的大敗に「びっくりしたわ」といってたんかな。
因縁深い岡田監督が、この呪縛に対してどう戦うのか?
ものすごく興味があります。
昨日は移動中の談話で
「あしたは村上が今シーズン最高のピッチングをしたらええだけや」
と言ったとか・・・
さらっとプレッシャーかけてます(笑)
最初から
接戦を予測して
覚悟を決めて
勝負は9月(終盤)と言い続けて
その通りに戦うリーダーは本当にかっこいいです。
選手たちも、すごく充実しているし
リーダーを尊敬できているでしょう。
ファンも心から応援できます。
勝ち負けは時の流れできまりますから無理はいいませんが、
50年の願いを込めて
最後の勝ちを祈ります。
当店も巨人戦はタイガースユニホーム着用で応援します。
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