「集中力」
いろいろ、若い人(就職する直前)を見ていますが
役に立つ人か、立たない人かの分かれ目は「集中力」だ、
と思うようになってきました。
容姿・学業成績・性格の明るさ・体力などいろんな人物評価のファクターがありますが、私は「集中力」を優先します。
私のお店のアルバイトに求められるのは「お客様への集中力」です。
と、いうことはお客様のいないときは「なーんにもしてなくてよい」のです。
お客様がいないときの雑用に集中力を無駄遣いすると、かえって大切な時に集中力が発揮できなくなります。
雑用への知識や、自分への過信が「お客様への集中力」を削ぐ事はよくあります。
ご自分の能力に自信がある人は、
とにかくたくさんの事を覚えたがって、いち早くたくさんの意識を持ちます。
それゆえに「全体像」や「優先順位」が理解できていないことが多い。
ほかの雑用を覚えてしまったがゆえに、
お客様への優先順位が下がってしまうのは、
トレーニングする側の影響もありますが、
結局はご本人の性格に起因します。
初回からじっくり全体を見極めていて、
自分に理解できたことからやってみる感じの人は
最初はおっとりして見えるけど、
途中からめちゃめちゃ急速に成長してくるように思います。
要するに経営者の見極め次第で「人材活用」は決まるってことです。
元来、おしゃべりで、
お客様がいても自分からだるかに話しかけている人は
社交性があってホール向きに見えることがありますが
集中力の無さがアダになって役に立ちません。
要は目的・目標(お客様)に向かって集中できるかどうかです。