飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

集中力の重要性

 

 

「集中力」

いろいろ、若い人(就職する直前)を見ていますが

役に立つ人か、立たない人かの分かれ目は「集中力」だ、

と思うようになってきました。

 

容姿・学業成績・性格の明るさ・体力などいろんな人物評価のファクターがありますが、私は「集中力」を優先します。

 

私のお店のアルバイトに求められるのは「お客様への集中力」です。

と、いうことはお客様のいないときは「なーんにもしてなくてよい」のです。

お客様がいないときの雑用に集中力を無駄遣いすると、かえって大切な時に集中力が発揮できなくなります。

雑用への知識や、自分への過信が「お客様への集中力」を削ぐ事はよくあります。

 

ご自分の能力に自信がある人は、

とにかくたくさんの事を覚えたがって、いち早くたくさんの意識を持ちます。

それゆえに「全体像」や「優先順位」が理解できていないことが多い。

ほかの雑用を覚えてしまったがゆえに、

お客様への優先順位が下がってしまうのは、

レーニングする側の影響もありますが、

結局はご本人の性格に起因します。

 

初回からじっくり全体を見極めていて、

自分に理解できたことからやってみる感じの人は

最初はおっとりして見えるけど、

途中からめちゃめちゃ急速に成長してくるように思います。

 

要するに経営者の見極め次第で「人材活用」は決まるってことです。

 

元来、おしゃべりで、

お客様がいても自分からだるかに話しかけている人は

社交性があってホール向きに見えることがありますが

集中力の無さがアダになって役に立ちません。

 

要は目的・目標(お客様)に向かって集中できるかどうかです。