飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

募集活動の簡単な分析

手前味噌な話ですが

年末を見据えてでしょうか

チェーン店を中心にいろんな飲食店で

アルバイト募集告知を見かけます

飲食に客足が戻ってきたことを表す良い指標だな

とは思いますが、人不足を感じておられるのか

募集する側の「焦り」や「強引さ」を感じるものも

あります。リクルート商圏の特製にあった物を掲出して

早めに採用成果を得てほしいと思いますね。

 

で、私が考える「募集告知のツボ」を書きます

 

その1

■書き手の目線は客観的か主観的か

読み手目線か お店目線か ですかね

例えば、

「未経験者歓迎」を伝えたい場合

 

「研修期間〇〇時間」とか

「初めてのアルバイトOK」とかは

割と読み手目線な表現です

「丁寧にトレーニングいたします」

もあるけどまあいいでしょう

 

たまに「私も未経験でした!」という人間の写真と談話を

もってくるケースもある

大きな見出し(バナー)に

「みんな最初は未経験だ」をもってくる場合もある

もうすこし進むと

「仲良しの職場です」とか「和気あいあいとやってます」

とか書いてる場合もありますね

こうなるとお店目線ですわな

 

客観的なほうが読みやすいけど、つまらないし、

主観性が増すほど「気色悪い」ので

そのええころかげんに合わせるといいでしょう

 

つまらなくても、気色悪くても応募者は減ります

 

 

その2

■応募対象はノーマルか 限定か

ポスターNETの写真に

おばちゃんとかおじいちゃんのモデルを

使ってたりすると、若い人は来ませんよね・・・

それでいいんだったら構いませんが

「基本的に若い人が雇いたいが年配のの人がいてもいいなあ」

くらいの感覚でこういうことをすると

若い人は来ません

壊滅的な打撃をうけるでしょう

 

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その3

■丁寧か

告知物やNETの

文字数が多いと丁寧ですがインパクトが減ります

文字数が少なすぎるとインパクトというか

あらっぽさを感じる時があります

一番いいのは インパクトがあって

ネットで詳しい説明を得るための

バーコードや検索先がわかるのがいいですね

極端な話

店頭に「急募、委細面談」だけ書いてある場合は

コンプライアンス的な危険を感じるんちゃうかなあ

最近よく見る「アルバイト募集」のノボリは

理解できない。

あんなもんで募集した気持ちになってたらアカンで、

粗い、粗すぎる

 

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■ポスターはどこに貼るか

ポスターは店頭でシャッター閉めても見えるところです

トイレとかに貼りたがる店長さんもいますが・・・

何かの成功体験から、

そういう発想になってるんでしょうけど

理論的には 理解できませんねえ

 

お店が営業していない時間帯にも見えている場所で

ないともったいないですよ

 

それと

貼りすぎは異様ですねえ

枚数を多く貼ったら、応募が多くなるって信じてる

人いますけど、

なんでそんな発想になるんですかね

 

特売品を売るときの営業の発想で

「にぎやかし」ですわね

「はやく多く売り切りたい だから安い、だから買って!」

と思ってる事を表しているんでしょう

 

そのアタマで

「早く、多く応募してきてほしい、早く雇い終わりたい」

という気持ちで

貼りすぎるわけですが

繊細さがないよねえ

応募者は「特売品を買う客」ではありませんから

募集は永遠に続くのです

 

■連絡は電話前提かNET前提か

これはもう絶対NET前提ですわ

「電話野郎」っていわれないためにも

最初の連携はNETのほうが応募者は増えます

最終的な詳しい連絡は電話にもなります

 

■まとめ

読み手は いろんな告知を通じて、

店長さんは優しい人か、良い人か、アホか

仲間は 自分を温かく迎えてくれるか、意地悪か

を判断します

人を大切にする職場であることが伝われば大丈夫

 

でも、お店に来店して確認する場合も多いので

ありのままが伝わるようにすべきだと思います

ウソを書いたら早期退職とか面接だけで逃げられる

ケースが多くなるし

 

そういうことです

 

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