飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

最も確実な育成方法

1年生(新人)がだんだん育ってきました。

 

まだまだわかってないことが多いけど、それなりに動けるようになってきています。

 

4年生のメンバーが上手くフォローしてくれているからです、

 

で、そろそろ4年生のメンバーが 働く頻度を落としてきました。卒業も就職も決まっているので、長めに帰省したり旅行したりするからです。

 

それは結構なことですが、寂しい気持ちにもなりますね。

 

たまに4年生のアルバイトだけで営業する日がありますが、さすがにむちゃくちゃ生産性が高いです。普通3人で運営する時間帯でも2人で充分ですし、、、そもそも楽しそうですし、サービスレベルが高い。

 

しかしながら、彼女らが1年生のときは、どうだったかというと、、、、、

ちょうどコロナで小学校や中学校が休校になったり、大学の授業がオンラインだけになった時期でした。

 

1年生の5月(4年前)に採用したAさんはコロナの影響で10月まで郷里の熊本に帰省してしまいました。11月になって兵庫県に住みだしたので、やっとアルバイトをはじめました。帰省している間にも「いつ帰ってきてもバイトできるからな」ってLINEを送ってつないでいました。

 

Bさんは1年生のときから ”変な人” でした。勝ち気というか気が強くて自信家です。お客様とすぐ打ち解けるのです。サービス能力は高いのですが、細かい仕事は覚えません。何度も注意しましたが無理でした。でも3年生の初めくらいからだんだん慣れてくると ”変な人” が ”おもろい人” に変わってきました。いまでも細かい仕事は覚えていませんが、楽しく働いてくれます。聞くところによると、いろんなアルバイト先でうまくいかなくて、働けるお店が当店だけになったようです。問題児ではありますね。でも接客は一流です。

 

その他にも4年生のアルバイトさんは数人いますが、コロナの影響もあって、皆順調に育成できていなかったはずの人たちです。

 

しかしながら、現在の状態は最初に書いたように、仕事が上手くて高生産性 かつ 後輩の面倒見も良く、「儲かるメンバー」になっています。

 

こういう状況を見ると、経営者側の「育成能力」なんかちっぽけな事で、本人が勝手に成長するのだな、と確信します。

 

つまり、長く働いてくれればちゃんと成長するってことです。

 

辞めさせないようにしていれば、「儲かるメンバー」にめぐり合えます。

今「どんくさいやつやなあ」とか「手のかかるやつやなあ」と思っている人こそが、

数年後に

「上手い人」

「面倒見のいい人」

「お客さんウケのいい人」

になる人です。これは本当です。

辞めさせない事が、充分な能力の従業員を得るためのポイントだったということですね。

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