先週の週末は、なぜか大学4年生のベテランばっかり働いてくれました。
いろんな理由で1~3年生の出勤希望が無かったのです。
「少し人数が少ない目だなあ」、と感じていましたが、
例年あんまり売れない時期でもあるから、「まあ大丈夫だろう」とタカをくくって営業し始めました。
それでも、そこそこのご来店があり満席にもなりました。
「少し少ないかなあ」と思った人数でしたが、全然不足感なくラクに1日を過ごしました。
「やっぱりベテランは違う!!上手い!!」
単純には説明できませんが、4年生のアルバイトさんは動き・コミュニケーション・判断力・サービスなどのすべてにおいて、スキルが高いのです。
肌感ですが 必要人数3人設定のときに2人になってしまっても、メンバーが4年生なら問題ありません。
だったら時給は1.5倍なのか、と言えば、それほどではありません。
つまり 4年生起用は「儲かる」のです。試験期間とか、軽い人手不足の時にはこの4年生軍団が活躍します。上級生はお店を儲けさせてくれるレベルに達した人達です。スタープレーヤーです。
これも肌感ですが、半年や1年では「ほんまに上手いアルバイトさん」にはなれません。
3年目くらいから頭角を現してきた人もいます。
1~2年生の時にどんくさくて「この人は上手な人にはならないのかな」と思っていた人も4年生になれば1~2年生との差は歴然とした「すてきな従業員」になっています。
アルバイトさんは、私たちが育てているのではなく、「育っている」のです。
ですから大学生だったら4年間、まっすぐ豊かにそだってくれるように見守っているだけでいいんじゃないでしょうか。
トレーニングも大切ですけど、
・お店に対する親近感とか
・後輩が入って来る緊張とか
・先輩が後輩に役割を託して卒業するとか
・何気ないコミュニケーションとか
じっくり時間をかけて、大きな木を育てるように、見守り・水や日光を与えたり・枝の選定をしたりしていくのが、店長さんのお仕事なんでしょうね。
店長は「育てよう」とか、たいそうな事を考えないで「育ってくれよ」と思っていたらいいんじゃないでしょうか。
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