飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

効果的な採用活動

 

「アルバイトを募集しても人が来ない」と言われていますが、

たしかにそうです。

ただし、どれぐらいの期間と資金をかけて募集しているのかは各店マチマチですから判断基準は一定していません。

 

当店におきましても昨年12月から新しいタイプの募集ポスターを店頭に貼っていますが、3月まで応募ゼロでした。

 

新大学1年生の応募を期待しましたが、今年は無かったです。

 

近隣のグランドオープン店舗では応募が殺到しているようですので、少し焦ります。

コロナ禍が終わって営業する飲食店が増えて競争相手が増えたことも、リクルート市場をタイトなものにしているのでしょう。

 

当店においてはここ5年以上、募集アクションとしては店頭ポスターしか使っていませんでしたので、ずっとコストゼロでしたが、そろそろなんらかのコストを使ってもいいかな?と思っていましたら、4月になって応募が2件入りました。

 

新入生の気持ちになると、学校がはじまって新生活が少し落ち着いてから、「アルバイトでも探そうか」っていう気持ちになるのが普通ですし、やっぱりゴールデンウイークが過ぎたあたりからぼつぼつ応募増えてくる、と考えるべきでしょう。ですからすこしこのまま静観します。

 

毎年4月に採用する人は「手がかかる」のですが、6~9月に採用する人は他のアルバイトを経験していたり、自分の生活パターンが確立されていたりするので、手がかかりません。そういう意味でもあまり焦らずに様子を見ながら募集を継続していくほうがまだ得策だと言えます。よそで初期トレーニングを受けて早期退職した人って、うまく折り合えば役に立ちますよね。

 

なによりも現状のメンバーでいつまで正常営業できるかの見通しが大切です。

当店では秋口までは今のメンバーだけでも行けそうなので、ゆっくり確実に新人を増やせていければ問題ありません。

 

「そんなこと言ってたら新人を獲得できない」と思う人はコストをかけて集中的に採用活動したらいいと思います。ただし、早期退職予防には気を付けてください。

 

何が正解なのかはわかりませんが、どんな状況においても現在の状態で「いつまで待てるのか」をしっかり把握する事が大切です。

 

コストを注入すれば成果は出ます。でもそれは採用できるかどうかであってちゃんとしたスタッフに育つかどうかの保証はありません。

 

どういう時期に、どんな雇い方をすればしっかりしたスタッフに育つか?

これがポイントです。

 

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