飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

接客サービスの優位性を感じました

ガストさんでタッチパネルを使って妻と食事の注文していたら

シニア用の「プラチナパスポート」をいただきました。

 

とはいってもタッチパネルで「希望」したら

配膳ロボットに乗せられてきただけですけど・・

 

 

 

食事が終わって、セルフ会計レジに向かったのですが

「このパスポートってセルフ会計手順で、どうつかうんかなあ?」と思いました。

 

近くに若い男性の従業員さん(多分アルバイトさんだと思います)が

いらっしゃたので、

「すみませーん、このカードどうやったらいいんですか?」と聞いたところ、

すごく愛想よく対応してくださって、

ていねいで流暢な言葉でしっかり説明してくれて、

会計が済むまでいろいろ面倒みてくださいました。

 

会計が終わって、彼が去ってから

妻と私は顔を見合わせてしまいました。

同じことを考えていたからです。

 

「こんなに良い応対をする人がいるのに、

なぜ無人サービスにしてるの?」

 

すばらしいサービスマインドな人です。

この人が会計してくれたほうがスムーズだし早いし、再来店促進効果があります。

 

そもそもこのプラチナパスポートをお会計時にどう使うのかは

全く説明されていないのですから・・

せめてプラチナパスポートは従業員がテーブルまでもってきたほうが

お客様も安心できると思いますけど・・

 

そんな自由な発想も禁じられているのでしょうね。

 

接触注文については

慣れてきてはいますが

冷静な批判も出ています。

 

例えば・・

ガストさんはタッチパネルですが

昨今はスマホオーダーに切り替えるお店も多い・・・

 

 

通信費の問題や

そもそも、お客様の所有物をなぜつかわないといけないの?とか

そこに従業員がいるのになぜスマホなの?とか

画面が小さくて読みづらい、とか

 

全員が慣れたとしても起こりうる不満が計測されてきています。

 

自分のお店が

立地やレイアウトによって、スマホオーダーやタブレットを使わざるを得ないお店なのかどうか?

再確認すべきでしょう。

 

スマホオーダーではじめちゃったから、もうやめられないんだよ

タブレットよりスマホオーダーのほうが経費が安いんだよ

どうせお客様も慣れてくるさ

 

だけでは済まないような気がします。

お客様の小さな不満感というのはボディブローのように効いて

来店頻度を下げてしまいます。

 

スマホオーダーだけが原因ではありませんが

店長の仕事とは「お客様が小さな不満感さえ感じないように必死になること」 

かもしれません。

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