飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

アルバイトさんは経費か投資か

今週のお題「怖い話」

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エクソシストオーメンが2大恐怖映画です

手前味噌な話ですが

今年のお盆は 

帰省せず自宅で過ごした方が70%以上

だそうです

交通機関がガラガラな映像を

テレビでよく見ます

 

お店も影響を受けています

住宅街にある当店の状況といえば、

 

普通は帰省されているご家族が、

今年は自宅にいらっしゃるので

「夕食は外食にしようか!」

って感じで 皆様よくご来店してくれます

 

予想外に忙しいです

 

アルバイトさんも 

帰省したままの場合が多いし、、

「お盆が売れる」となると

人員確保はなかなか難しい

 

人員が集まらないので

お休みにする飲食店もあります

売上が伸びるのに断腸の思いで

休業するんです

 

幸い当店はOGさんの協力とかで

毎日営業できました

 

 さて、

アルバイトの労務費は 

「経費」と表しますが

やっぱり私は

「投資」じゃないかなと強く思います

 

社員と違って アルバイトさんは

売上の予測に合わせて投入されます

投入とは投資です


売上予測があっていれば、

その投資は効果を発揮しますし

 

投資に失敗すれば、商売は失敗します

投入できてない状態のときに

お客様がいっぱい来店されたら、

売り上げが取れないばかりか

お客様の信用を失いますし

ハードすぎて従業員を失う危険性もあります

 

だから従業員の確保は 

内部留保や貯蓄と同じで

必要に応じて投資する資金

と同じなのですね

 

これは投資資金であり

単純な「経費」ではありません

 

売上があるから 

アルバイト従業員がいるのではなく


アルバイト従業員がいてくれるから 

売上が立つ、

のですね

 

しかもこの アルバイトさん という投資は

単位が明確ではなく1人入ったからといって

1人1人が同じ生産性ではない。

上手い人、

頼りになる人、

不慣れな人と

いろんな性質があります。

生産性の高い人材が

豊富に在籍しているお店は

縦横無尽に投資して 

多種多様なお客様の支持を得て

売上を上げていきます

 

人材を「経費」としか見てないお店は

その価値を見いだせず、

単調な戦いを繰り返すことになります

 

 

つまり

売上に合わせて

労務費をコントロールするのではなく

 

労務費の投資状況によって

売上が左右される、、、

ってのが正解なんでしょうなあ

 

売上を過少予測して 

お店がパニックになったら

最悪営業中止する勇気が必要

 

逆に 売上を過大予測して 

人を余らせてしまったときに

どんな風にするのかは経営者のセンスですね

 

帰りたがってる人は 帰ってもらうだろうし

雑用してもらう場合もあるでしょうし

ただただぼーっとしてもらうときもある

 

「経費」と思えば 

カットするしかないけど、、、


そうじゃない


 

また、

次に「投資」するために

その資質を上げておく

ようにすれば、いいですね。

それが人材育成です

人材育成は投資効果を倍増するために

行う戦略的行為ってことになるんだなあ



この夏は勉強させてもらうことが多い