飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

レ-バ-カット

手前味噌な話ですが

 

今年もあと10日余りになりました。アルバイトのŞ君は25日に実家に帰る予定でしたが、ご実家から「かえって来ないで」と言われてしょげています。ご実家曰く感染騒動の激しい近畿圏からの流入を避けたいとのこと、、、。実はそんな人が何人かいるので、お店のスケジュールは潤沢になってます。あとはお客様が来てくれるかどうかです。

第3波は補償が少ないわりに、同調圧力が高くて民業を圧迫しているので対策は成功じゃないかな。寒いから感染者は増えてますが爆発とはなってないですね。来年4月ごろからワクチンも始まるようです。星野リゾートの星野社長が回復には1年半かかるとみている、とおっしゃってましたが、ばっちり当たってますよ。見えている人には見えてるんだなと感心。オリンピックが開催できれば 感染騒動はあっという間に「過去の記憶」になりますな。

 

と、なると今は辛抱して、キャパシティを縮小せず、コストをかけずに商売を維持し続ける事に専念しますわ。

 

といっても我々個人事業主のキャパシティといっても、できるのは従業員の確保くらいですかね。

売上げが急に下がったりするときって、お店によってアルバイトの扱いに差がでます。

たとえば、この11月はGOTOイートがあったので売上げは増加しました。その勢いで12月のスケジュールは強めで作っていたのですが、感染者増加で宴会のキャンセルなんかも増えて、当日になって人が余ってしまうような事態も起こってます。チェ-ン店などでは、労務費を売上げの変動に合わせてパ-セントで管理したりしてるので、予測売上げより実際売上げが下がったら、アルバイトさんの労働時間をカットして早退させたりします。この「レーバーカット」が結構不評で従業員のモラルを低下させたりします。

当日の「レーバーカット」によるコスト削減は数百円~数千円レベルです。これをするかしないか、しないならどうやって対処するかは結構重要です。

当店では、まず ①違う仕事が無いかを探します。仕込みとかをさせるってことですね。その次に②早めにまかないを取らせます。まかないも鍋とか時間のかかるものにして「人余り感」を回避するようにします。大体そんな感じで対応します。カットはしません。数百円コストセーブするよりもモラル維持のほうが大切だし。

 

それでもお客さんが来なくて「ゼロ」の時間が長くなれば「閉店」します。結果的に労務費が削減される効果のある閉店ですが、売上げの可能性も無くなってしまうのでバイトさんから文句はでません。店側も営業中止によるリスクをかぶってる事がわかるからでしょう。相手の収入が減ってしまうようなアクションをとるならば、雇用者側も金銭的なリスクを取っている事を見せることが重要です。それはその人が今後働くときのモラルに影響するからです。「この前、切られたわ-」ってみんなに言いふらされるのは良い事ではないですから。

 

政府の自粛要請が納得いかないのもこの覚悟が無いからですね

国民のモラルに影響していると思います。だから従わない。私はもともとモラル低いですから関係ないですけど。