飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

メルマガ会員さん

常連さんとリピーターってどう違うんだろう?

 

あるお店に5時過ぎに入りました。15席ぐらいのお店で6~7人のお客様がいました。ほとんどが1人客で一升瓶やボトルを横に置いてお酒を飲みながらつまみを食べていました。店は会話が殆どなく静かすぎるくらい静かでした。大将はカウンターの中で黙々と調理しています。従業員さんは私が入ってきたときは挨拶してくれましたが、どこに座れともなんとも言わないので、空いてる席に座っていました。

 

数分間相手にされないので、自分から声を出して注文をして、1杯だけのんですぐ出ました。こりゃ「アウエイな場所」でしたわ。これが常連さんの多いお店なんですな。お店としては常連さんは大切ですが、開店直後から常連さんに客席の半分を占められて、特殊な雰囲気をだされると、、、ちょっと困るんじゃないかなあ、と思いました。贅沢な悩みですけどね。ただ、もしこのお店がボトルキープをしてなかったら、雰囲気はだいぶんかわるかもしれませんね。それをするかどうかは経営者の判断ですが。

 

当店も開店直後の時、いろんなお客様から「ボトルキープできませんか?」ときかれました。ほんまにそういうスペースが無かったので、「考えときます」で、今にいたっています。今更ボトルキープはできませんし、仮にできた、としても、お客様が多くと覚えきれないので、そのシステムを守っていける自信もありません。「ボトルキープできないの?」っておっしゃっておられた方は、残念ですが、来なくなってしまいました。しかたないですね。

 

公平感は保ちたいがリピーターも確保したい、との思いではじめたのがメールマガジンです。メルマガを利用してる方はすくなくとも1回以上は当店を利用したこともある方ですので「リピーター」です。そこに我々の「ひととなり」をお知らせする文章を載せれば、お店の事も知っていただけるし、より親密になれると思いました。ご自分で登録してクーポンを得てるのですから不公平感はないし、ルールも明確。だからメルマガ会員さんのお連れ様がメルマガ登録されるケースもあります。公正なシステムなので既得権益感がありません。

 

私たちの仕事は メルマガ会員さんを「お名前」でお呼びできるようになることかもしれませんね