飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

GO建築の思い出

グランドオープンって一義的にはお店を建設することですわ。ですから、どんなデザインでどんな機能性のあるお店を建設するか?がまずは問われます。大手企業だったら、まず、設計について話し合いがあって、きちんときまった設計書通りに建築することに重点が置かれると思います。でも個人店だとそこまで緻密な設計書もつくらないでしょうから、オーナーが毎日現場に行って、どんなお店になるのかを見届けておかないといけないですね。私のお店は最初「スケルトン」(更地のような状態)だったので、建設後の状態が全く予測できなくて、地面にスプレーでテーブルの絵を書いて、通路の間隔を確認したりしていました。やっぱり図面とは違う感じになるんですね。毎日毎日現場で悩んでました。職人さんがいらっしゃるときは失礼ですから現場にははいりませんでしたが、お帰りになってから現場に入って、お店ができたときの状態を頭の中に描いていました。

 

グランドオープン2週間前くらいになって、「やっぱり設計を変えなくてはいけない」と強く思うようになって、お願いしました。非常識な時期だったので、追加工事金額もかかりましたが、今となってはこの変更がなければお店はダメになっていたと断言できます。それぐらい重要な変更でした。具体的にどんな変更だったかは説明しづらいですが、要するにその変更がなければ6人席は1つしかとれず、7人以上は無理でした。変更後6人席は3テーブルになり、連結したら10人席もとれます。家族連れが多い仁川にとっては店舗生命にかかわる変更だったと思います。

 

グランドオ-プン前で一番緊張した時期でしたね