飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

GOの仕込み

グランドオープンで一番体力を使ったのは、資材の納入ですね。皿だとか調味料だとか、備品だとか。ある方の教えで「まずは100均」で探しました。100均の品ぞろえは凄いですね。アイデア商品もあるしね。ほかにはセカンドストリートもすごく便利で安い。中古厨房備品のお店・・テンポスが近くにあればそれも便利です。アマゾンとかも使いました。問題は購入後、包装を解く時ですわ。ほとんど引っ越し作業とおなじですから大量の段ボールや緩衝材がゴミとして出てくるんです。手もいたくなるしね。段ボールなんか手でちぎったりしてたら、すぐに手がいたくなるので、必ずカッターを持っておかないとあかんね。だれかに手伝ってもらわないとやる気なくなりますわ。2度とやりたくない作業だと思います。コツは「いらんもんは買わない。予備は買わない。オープンしてから買いにいったらええがな」ですかね

 

備品が入ればいよいよ食材の仕込みですよね。これがまた大変で、とにかく量が多い。ぜんぜん在庫のない状態から、原材料を仕入れて営業可能な状態に調理や裁断するわけです。通常の店舗だったら1週間分とか半月分とかストックできるキャパだと思いますので、1週間から半月分の資材の仕込み一気に作らないといけないんです。冷凍保存のものもあるし手は冷たいし、立ち仕事で疲れるし、これまた誰かに手伝ってもらわないとあきまへん。私は妻に手伝ってもらいました。単純な話 包丁が2本要るよね。包丁は高いから困るけど2本はいりますわ。砥石は必須。

 

備品と違って、食材は仕込まないといけないのでとにかく充分な量を作っておくことが大切ですね。想像以上に売れたら食材はすぐになくなってしまいますし。食材がなくなったら「売り切れご免」で閉店する勇気も必要です。しかし、いつも、なにか、売り切れてるお店っておもわれたくはないので、必死に仕込むわけです。私の場合ありがたいことにGOはよく売れましたので、毎日開店6時間前にお店に入って仕込みをしていましたが、それでもだんだん間に合わなくなってきました。大変だった思い出があります。今はアルバイトさんにも仕込みの手伝いをしていただき、追い込まれる事はなくなっています。やっぱり多くの仕事をこなすには 多くの人の手を借りるしかなんですよ。現場仕事ですからね。

 

今から思えば、グランドオープン前からアルバイトさんと一緒に仕込みをしたらよかったと思います。簡単な物を彼らにしてもらって、味や切り方を吟味しながら仕込みをするものに自分は集中するようにしたらよかったなあ、とは思います。