飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「長時間労働」ってか

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昨日、「ガイヤの夜明け」みたんです

とある飲食店の うまく行ってる事 

行ってない事なんかで番組を

作っておられました

 

番組を見てて 

すっきりしない事があって・・

それはその飲食店に対してではなくて・・・

 

番組内で

「外食(産業)で働く人は 

長時間労働でたいへん」

っていうのが前提になってる事ですわ。

 

私は35年近く外食産業で働いてるけど

労働時間で悩んだ事はないです

子供は3人いますが それぞれ普通に育って

今はいろんな職種で働いてますし、

家庭に問題もなかった

 

ちなみに家内にも聞きましたが

私の仕事を「長時間労働」とか

「休日が足りない」とは

思ってませんでした


って、いうか

たまに早帰りしてくるイメージがあった

みたいです。

 

そりゃ

残業しなかったわけではないし

いざとなれば長時間労働

辞さなかったですよ

グランドオープンとかもしてきたしね

 

でも一時的に長時間労働になっても

その状況を脱するために

 

人を増やして、

相手を選び、

仕事を教えて、

任せていけば、

状況は改善できますよね

 

実際にそうしてきました。 


うまく行かなかった思い出はありません

逆に、権限委譲が進みすぎて、

自分の仕事が殆どなくなって、

早く帰った事もあります(笑)

 

 

論理的に分析すると

売上が伸びてるから

長時間労働になってるはずで

売上が低下してたら人を減らして

みんな帰ったらいいんですよね

 

ひょっとして問題点は

売上が来てないのにただただ店を

開けてるからですか

 

または

売上が上がってるのに人を

増やしてない、とかですかね

 

でも


例えば

準備した食材量以上にお客さんが

来たら普通は「売り切れで今日は閉店」

ですよね

 

ということは

準備した人数で対応できないくらいの

お客様が来たら

期待通りのサービスが提供できないですから、「サービスの売り切れ」です。


だから「今日は閉店」ですわ

これができないのかな?

(チェーン店は無理か)

 

サービスが売り切れてるのに

閉店しないパターンとして

 

営業時間を長ーくするために

1人に1.5人分とか

 2人分とかの長時間を働かせる事が

考えられますね

 

経営的に考えると、

追加した労働時間には残業手当を

払わないといけないので利益率が下がります

利益率を下げてまで開店し続ける価値があるなら人を増やしたほうがいいですね

 

こういう場合残業手当が払われてないか

または法定の残業時間を越えてるんでしょうなあ

 

つまり違法行為なんですよ

現場で違法行為が行われているならば

経営者とか店長の責任です

 

でも、なんとなく

「外食産業の問題点」みたいな定義

するから 逃げれるんですねえ

 

逃がしたらあかんのにねえ