飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

ワイドなショーにビックリした

ビックリしましたわ。「ワイドナショー」みてたら、レジで1万円うけとったら「1万円入りまーす」ってなぜ言うのか?についてわざわざ取り上げていました。番組内で言ってた理由は 昔は5千円札と1万円札が見分けづらかったから・・・、って。

「ちゃうちゃう」(違う!違う!)

昔から、釣銭ミスとか盗難(?)とかで、現金が足りなくなってしまう日があるんです。そういうことが続くと、お客様が1万円お支払いするたびにコールさせます。コールがあるとマネージャーがやってきて正しくお釣りをだしているか(パクってないか)を確認するためにコールさせていたのです。いわゆるダブルチェックです。
ところが、コールすれども、ほかの事をしていたりして「来ない」マネージャーも多かった。現金がなくなった直後はしっかりダブルチェックするのですが、しばらくすると緩んで、コールしても、来なくなるんです。来ないのが常態化しているお店では意味の無い「1万円入りまーす」が続くわけです。そのうちになぜこのコールをしているのか誰も知らないという事態に陥る。どうなったらその取り決めをやめるか決めてなかったんでしょうねえ。お客さんにとっては不思議な光景ですよね。

こんな不思議な事、いっぱいありますよ。テイクアウトかイートインを確認するのに、「こちらでお召し上がりですか」というフレーズがあるのですが、これを「お召し上がりですか」に短縮しているお店がほとんどです。持って帰っても「お召し上がる」わけですから、言葉の短縮方法を間違っています。これは「お持ち帰りですか」って聞いたら否定されるし、「こちらですか」って聞いたらわけわからんからこうなったんでしょうが、最初は戸惑ったし、「何聞いてるねん?」って思いましたが、今では定着しています。嘆かわしい。目的に応じた日本語になってない。ファーストフードだけでなく飲食店全体がアホと思われるがな。

 

番組内で「ご一緒にポテトいかがですか」って言われるのがうざいとか言ってましたが、そんなこと今頃言うてる店があったら教えてくれ!何十年前の話をしとんねん。と思いました。

その昔はポテトとかをうまく勧める技術のある人がいましたけど、今はセット全盛だしPOPの技術もすすんでいるのに、そんなヤツいませんよ。それよりか、コンビニで「レジ袋必要ですか」と自動音声をいれるのをなんとかしてください、とか取り上げたらいいのになあ。たいがい店員さんに「レジ袋ください」って言った後にあの自動音声が入るねんけどね。

 

この番組もおもろいけど、制作のレベル低いな。芸人だよりですわ。でも見る。