飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

スーパーで買い物する楽しみ

 

 

私はほぼ毎日スーパーに行きます。

いつもは仁川のコープさんにいくのですが、その日は自宅にいて、総菜を買おうと思って東豊中のコープさんに行きました。同じコープさんだから、同じような総菜を売っているのかな、と思っていましたが、売っているものも売り方もずいぶん違いました。

 

総菜3点セットは仁川だと、「エビチリ、シューマイ、肉団子」なんですけど、東豊中ではあっさりした酢の物とか貝で3点セットになっていました。さらに東豊中は揚げ物が少なくて、少量パックが多いのです。 

 

つまり東豊中は独居老人や年配の人を意識した戦略だという事ですね。店内の雰囲気もすこし静かで、お客さんはお年寄りが多いように感じました。

 

豊中のコープさんの隣にはマルヤスさんというスーパーがあります。ここの売り場は揚げ物も多くて、少量パックが少なくて大量パックが主体です。お店の雰囲気もやや騒々しいです。

 

同じ地域にあっても、同じ会社であっても、全く違った感じに売り場作りをしてるんだー、と感心しました。

どちらが儲かるのかわかりませんが、私が高齢者だったら東豊中のコープさんのほうがいいですが、子育て中ならマルヤスさんや仁川のコープさんのようなお店のほうがいいです。

 

近隣住民の年齢層とか、団地があって老夫婦の単独世帯が多いとか、ファミリーマンションがあるとか、いろんな事で陳列方法も変わってくるのでしょうが、同一地域に2つのスーパーがあるのなら、やはり「未来志向」なお店のほうが勝つのかな、とか考えて、「やぱり東豊中ではマルヤスさんが勝つのかな」とか考えながらレジを通りました。

 

すると、マルヤスさんのセルフレジは現金のみでカードが使えない事がわかりました。さらに各レジには1台のセルフレジしかありません。

 

「これは未来志向じゃないなあ」

 

豊中のコープさんはセルフレジではありませんが、仁川のコープさんはセルフレジです。しかもレジ1台で2か所のセルフレジが使えます。もちろんカードもOK.たから早い。

 

豊中のコープさんは、お客様に老人が多いからセルフレジが無いのかも知れませんが、それはもう妄想ですね。お年寄りをなめたらあかん。

 

豊中のコープさんにはまだ投資のチャンスがあるし、社内にはそのためのノウハウもあります。今は様子を見ているだけだとは思います。

撤退しないで戦い続けるという選択をするならば、戦い方の余白はまだまだあります。

 

「のびしろですよね~」

 

そんなことを考えながら総菜を買っていました。楽しいです。

私は飲食店長として、毎日スーパーに行くので、スーパーマーケット評論家のようなことを言い出したりしますが、素人のたわごとってことで聞き流してください。