飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「今、友だち登録してくれると〇〇プレゼント」はアカンでしょう

公式LINEアカウントの活用方法についてコンサル関係の方とお話する機会がありました。

 

話題は「公式LINEアカウントからの予約獲得数を増やす秘訣は何か」です。

 

一般的に、こういう議題が出ると最初に提案されることは

「会員数を増やす」という戦略であり、そのために「会員勧誘キャンペーンを行う」という戦術へ議論が展開されます。

 

しかし私はこの提案をまっこうから否定します。

 

例えば、とある店舗が公式LINEアカウントの活用が進んでいないという悩みをもったとしましょう。まずチェックすべきは「会員数」ではなく公式LINEアカウントが「魅力あるものかどうか」です。

 

魅力の無いアカウントなのに「今、友だち登録してくれると〇〇プレゼント」なんてことをしても、幽霊会員が増えるだけです。

 

ブロックしてくれればまだマシですが、メッセージを送っても反応の無い会員が増えれば、メッセージ送信料金が無駄になってしまいます。

 

アカウントの魅力があれば、会員さんからの紹介が増えます。

 

「このラインアカウントは得だから(おもしろいから)ともだち登録したほうが良いよ」と自分の友人に勧めてくれるようなアカウントならば勝手にともだち登録は増えていくし、活用もされるでしょう。

 

友人間の場合、店から遠い所に住んでいるひとはクーポン使わないでしょうから紹介しませんね。逆に近隣地域に住んでいる人や親族には積極的に紹介してくれます。ですから、登録後の活用も期待できます。

 

 

ですから自店舗の公式LINEアカウントのクーポンの内容と入れ替え頻度、インスタなどへのリンク、リンク先の更新頻度、リッチメニュー(ボタン)の内容、そして何よりも配信情報の内容と頻度が お客様にとって「便利でお得」なものか「魅力があるかどうか」が重要なのです。

 

当店がどんな内容なのかは「企業秘密」なので書きませんが、LINEからの予約はかなり多いです。開封率も高くクーポンはほぼ毎日利用されます。会員数は毎週数人づつ増えている程度ですけどね。会員獲得キャンペーンはしたことがありません。

 

お客様を増やす最良の手段は「クチコミ」であることは皆さん理解しているににもかかわらず、いざ問題解決の方法を議論するときには、「クチコミを促進する」ための具体的な分析や戦術立案はなされないのは現実ですね。

 

公式アカウントが活用されていないなら、それはアカウント自体に魅力が無いのです。つきなみなクーポン、利便性の無い情報が繰り返されていませんか?

 

アルバイトの獲得においても同じです。クチコミがポイントなのですよ。魅力ある職場ならばスタッフは増えていきますよ。

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