飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

飲食店のクーポン

飲食店が発行する「クーポン」というものがあります。

 

いかなるクーポンをどんな媒体で?、いつ?、だれに出すのか?によってその性格は千差万別です。

 

何が正しいのか、ではなくて、私がどんな考え方でクーポンを発行しているのかを中心に書きます。

 

クーポンは基本的にLINE会員さんやメルマガ会員さん等の「会員様」にお出ししています。言い方悪いですが”囲ってから”出すのです。

すでに会員登録されていますので、出数や回収数も読めるし、そもそもリピーターさんですから、”強くて深い”サービスクーポンを出せます。

 

これが、大手グルメサイト等、”囲ってない” 不特定多数の方へ配信するクーポンの場合、リピーターでないかもしれないし、数も読めないので、冒険はできません。っていうかそういうサイトにはクーポンを出しません。

初回利用の方よりもリピーターさんにこそクーポン利用してもらいたいからです。

 

店頭に「本日生ビール半額」とか告知することもしません。そのようか告知を出して、普段お店を使わないお客様でいっぱいになってしまって、リピーターさんが入れなかったりしたら本末転倒だからです。

でも、ライン公式アカウントにサワー類半額クーポンは出しています。

 

クーポンとか値引きなどのアクションを、

 

新規顧客獲得のために使うのか?

リピーターさんに対して使うのか?

 

これによって、お店のカラーが決定されます。

両方狙いは成立しないと考えてください。

 

店頭に大幅値引きを告知するお店は、新規顧客狙いです。逆にリピーターさんに対してちゃんと活動できているかを検証したほうがいい。多分不完全です。

値段勝負の印象を与えますので、店舗の味やサービスが重視されていない感じを受けやすいです。”安かろう悪かろう”のイメージを脱却できるかどうかですが、ほとんど脱却できません。

 

店頭には告知せず、会員さんだけにクーポンを出すお店は、当然新規顧客獲得のペースが遅くなります。口込み頼みになるからです。それを覚悟の上でやる根性が必要です。

お店の味やサービスが良くなければ 当然口込みは無い。覚悟を決めるべきです。

 

私は覚悟を決めて、「後者」(リピーターにクーポン)のやり方で行きます。