近隣にグランドオープンしたお店があります。
昨日、中をのぞいたらアルバイトさんが10人以上いました。70席あるお店ではあります。平日なので5組くらい入っていたでしょうか。
なんぼなんでも、従業員を入れすぎですよね。
たくさん従業員を抱える事は良い事なんですけど、その弊害や、なぜ過剰になったのかについてはきちんと認識しておく必要がある。
飲食コンサルの動画を見ていると「グランドオープン時は退職者も見越して多めに採用しておきましょう」といった指導がなされていることが多い。退職リスクを頭に入れておくことは大切なのですが、「どうせ辞めるから」と定義する事は間違いです。
私だったら、「開店・稼働してみたあとに退職者が出る危険性を回避するためには、グランドオープン後も採用活動を継続する事をお勧めします」と、言います。
グランドオープン後、お店の外観を見て「アルバイトしてみよっかな」という人は必ずいます。営業しているお店というのはそれほど魅力があるのです。なければ売れてませんので応募もありません。
グランドオープン後に採用活動を継続する、と決断するのは難しいことです。
誰だって、グランドオープンまでに採用を済ませて、しばらくは営業に集中したいと思うのが普通です。
しかし、オープン後も募集を継続する事のメリットは絶大です。
グランドオープン前に採用を終わらせてしまうという目標を持ってしまうと、その「目標人数」にとらわれてしまい、どうしても採用基準が低下します。募集期間を長くとることによって、より良い人物が確保できる可能性が高まります。
その先何年も営業するのですから、質にこだわり、お店にマッチした人物の確保を最優先すべきです。
そのためにどうすればよいか、、
もし採用人数が足りなければ客席を間引きして営業するとか、他店から応援を頼むとか、思い切った手を売ってください。人材の質を高める事は何よりも大切です。
「どうせ何人かは やめるから」というネガティブな発想で大切なグランドオープンをスタートさせてはいけません。トレーニングの質も下げます。
「いい人を確保できた!!しっかり育てて絶対にやめさせないゾ」からスタートするのが成功するグランドオープンです。