カフェの「ラテアート」って綺麗ですけど、それができるロボットを開発しているそうです。それはそれで素晴らしいですね。ビジネスチャンスがあります。
それを紹介している番組で、また変な事いう評論家がいました
曰く
「慢性的な人手不足の対策になればいいですね・・・」
薄いコメントやな
この人は、この「慢性的な人手不足」という言葉の意味を 説明・解説できるのでしょうか。
慢性的ということは、”いっつも人手が足りない” ってことですよね。
「なぜ、ですか?」
ここが大切なんです。人手が足りないということは、お客様は来るが従業員は来ないってことですよね。
では、
お客様はどこから、どんな交通機関を使ってお店にきているのか?とか、から考えはじめて、募集方法や応募条件・時給・交通費・通勤手段などを考え直してみてはどうでしょうか。
私の知っている、インターチェンジのお店の例です。
店長さんは近隣に住宅が無いのでアルバイト確保は難しいと決めつけていて「慢性的な人手不足」と言ってました。インターチェンジのまわりには民家が無いのが普通です。
でも、ひとりの応募者との会話が、そういう考え方を覆します。
その応募者曰く
「インターチェンジのお店は車で来れるし、駐車場があるからドアtoドアで働きに来れる。車のまま働きにこれるので、通勤時間が短いし、着替えが必要ないし、家事や用事をぎりぎりまでできるので便利です。」
そんな内容でした。
その店長は 「目からうろこがおちた」感じになりました。
そして
・マイカー通勤ができる事とそのための補助
・ユニホームのまま出勤していいこと
・近隣ではなくバイパスで10~20分くらい車で走ったところに募集告知をすること
・辞めさせない対策をたくさんすること
などなどの準備とアクションをしました。
バイパスを車で20分走るって、10~15㌔ あります。遠いのですが、通勤時間は圧倒的に短いのです。
当然、このお店は採用コストを下げた上、に保有人数を増やしたのです。
この店長さんは「慢性的な人手不足」とは言わなくなりました。
評論家とかタレントが「慢性的な人手不足」と言っている姿を見ると
「ホンマにその言葉の意味を解っているのか?」と
強く思います。
慢性的という言葉は 「生まれつき」とか「不治の」とかのイメージを伴いますのので軽々しく使ってほしくないです。
そんなはずないのですからね。
目線を変えていいますが
ラテアートのマシンは難しい技術の一部をマシンに委ねて、育成期間を短縮したり、更に難易度が高い技術に挑戦し、競争力を高めるために使えるマシンだ。
サービスワークを丸投げして、雇うべき人数を減らしていては、少しのあいだ利益はでるが、競争力は上がらない。
評論家だったら、こういうコメントして欲しいなあ。