飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

長ーい列の話(ソーシャルディスタンス版)

コンビニとかカウンターで商品を売るビジネスで、最近よく見る事。

床にお客様が経つ位置をマーキングしたシール等が貼ってあります。ソーシャルディスタンスへの取り組みですね。

そのマーキングがとんでもない場所まで長ーく張り付けられているケースを見ると、「こんなとこまで並ばせるつもりかいな?」とあきれるのです。

 

そして、このあいだ、本当にそこまで並んでいる瞬間に出くわしました。お客様は「ここまでマーキングされててよかった!」と思うのでしょうか。

 

そんなこと思うはずない

 

お客様の心理として、そこまで並ばせるなら、もっと早くなるようなアクションとセットでないと納得しないです。カウンターのレジ台数を増やすとか、レジの人にバックアップがついているとか、単に一生懸命早くしようとしている、とかの光景が見えないと、黙って並んでいるのが 馬鹿らしくなります。

 

先日も、びっくりするぐらい列の長いお店に入ってしましましたが、他に従業員はいるのにレジの人は増強されない状況でした。

 

途中から入ってきたお客様の女性たちは「モバイルオーダーにする?」といって客席を探し始めました。

 

こうなってくると、せっかくの投資も本末転倒ですね。

 

それなりの投資はしていても、抜本的な改善ではなく バンドエイドでも貼るかのようなリアクションばかり・・・・。

 

もったいないですねええ。

 

わたしの順番まで 15分以上かかりそうでしたので、なにも買わずにお店を出ました。

 

お店が失ったものは その日の売上げだけではなく、将来の売上げと企業としての信頼を失いました。

 

「お待たせして申し訳ありません」と言ってれる従業員が1人でもいたら、ずいぶん違いますがね。

 

もったいないですねええ。

抜本的でなくても、面倒でも人的能力改善に取り組まないと良質な顧客は来なくなりますよ。