飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

新規じゃない顧客の獲得 が大切

お客様をどうやって増やすか?

 

本質的に飲食店が取り組む課題はこれです。

 

で、大きく分けて方法論は2種類で

新規顧客の獲得 と 新規じゃない顧客の獲得 です。

 

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Googleの検索順位を高めるアクションが MEO対策 とか SEOとか言われている

MEO(Map Engine Optimization)対策を売り込んでくる会社は多いですね。マップの出し方とか、検索ワードの入れかたとか、あれこれやってくれます。私も有料で利用した期間もありました。新しいやり方ですし、数値化できる指標も多いのでビジネスになりやすいようです。

 

私がシンプルに気づいた事は「MEO対策は新規顧客の獲得に効果を出すだけ」という事です。

 

「グーグルマップで飲食店を探して 評価点数が高くて感じの良い写真が掲出されているお店に行くお客さん」ってどんな人でしょうか?観光客とか、リピーターにならない人なんじゃないかな。

近所に住んでたらGoogleで検索しますかね。

 

グランドオープンしたばかりのお店だったら、MEO対策をやりこんで勢いをつける事も有効でしょう。お金を払ったらやってくれますから。

しかし既存で何年も営業していてリピーターが多いお店には必要ないでしょう。

 

自分のお店がSNSにどういうふうな広告をだすべきか、を学ぶためにMEO対策を学ぶのは良い事ですが、あくまでも新規顧客の獲得アクションのひとつだという事を忘れてはいけません。

 

リピーターが多くて、リピーターによるクチコミや紹介によって新規顧客を増やして、売上げを高めていこうとするアクションと、MEOは全く違うものである、と私は意識しています。

 

MEOをやってもリピーターは増えない

 

これを理解しているならば、何をやってもいいでしょうね。

 

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早期退職者が多いのに、募集活動ばかりをしているお店って

MEOをやってるのに リピーターが獲得できないお店と似てますね

 

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「アルバイトが早期退職してしまうので、新規採用を強化します」これはアホの言う言葉です。

「お客様がリピートしないから、新規顧客の獲得を強化します」これもまた正しいとはいえません。観光地だったら別かもしれませんがね。

 

通常、飲食店が生き残るために最も必要なアクションは「新規じゃない顧客の獲得」です。これができれば大丈夫。

そのために必要な事はお店のレベルアップです。

 

そろそろみんなそれに気が付いてきていて、だからグルメサイト離れが起こっています。コ〇ナ禍が終わって、ますますこの傾向は強まります。