阪神タイガースの岡田新監督のリーダーシップが注目されています。
私も興味があります。
その中で岡田監督の奥様の手記がありましたので、ご紹介いたします。
なかなか興味深い文章だな、と思いましたが、その中でも私が「おっ」と感じた部分を抜き出します。
主人は「自分が知っている全てを後輩たちに伝えたい」ということを一番に考えていると思います。技術や試合運びや。家でもテレビを見ながら「なんでここで選手を代えへんねん」とかブチブチ言っていました(笑い)。
岡田監督が解説しているときから、「オモロイ」と評判でした。歯に衣を着せないというか、、、、岡田監督の解説だけを繋いだYouTubeがありましたもんね。正しい見方を教えてもらっているような気がしましたよ。しかし、家でもブチブチ言うてるなんて裏表のない人ですな。
普段は普通のおじいちゃん。年齢とともに性格は丸くなっていると思います。 根は優しい人です。家でも選手の将来のことを話します。野球で生活をしているわけだから何とか見極めたい、と。「この選手はレギュラーは無理でも守備に特化した方が長くユニホームを着られる」とか。
今回の監督就任以来、気が付くのは岡田監督がベンチで白い歯を見せてニコニコ笑っている事ですね。楽しくてしゃーないように見えるし、お手柄の選手が可愛くて仕方ないようにも見えます。
でも、そこまで考えているのに、その温かい感じが表に伝わっていない感じはしますけど…。 基本的に口数が少ないから、きつく聞こえちゃうんですよね。「そんなん分からんか?」で、終わりみたいな。
これは、私も気を付けないといけない「そんなんわからんか?」って言うてますわ。感謝してるし可愛いと思っている部下にも言ってます。
周囲の話を聞くと今の世代は「5を伝えたかったら15ぐらい言わないといけない」みたいで。主人の世代の人は「5を言って10を分かれ」という感じですが、「それはダメよ」と伝えました。
私は妻に、「話を始めたらとまらない。追いかけて来て話しつづける。」と言われ、笑われています。話はじめるめると結論まで言わないと気が済まないときがあります。それはそれで、世代間ギャップを埋めるためには有効なんですね。話か多過ぎて嫌われるのと、話が少な過ぎて嫌われるのと、どちらを取るか?みたいな感じもしますけど。
主人にとって選手よりも監督という職業の方が天性というか、向いていると思っています。将棋が好きなように、先の先の先までを考えた選手起用とか。考えることが好きなので。主人が本当にこだわって真剣になれる瞬間だと思うので頑張ってもらいたいですね。
とにかく、奥様にこういう手記を書いてもらえるってうらやましいですね。夫婦仲良く、良い老後を送っているんだな、と思い感服しました。
老獪というよりも円熟したリーダー像が見れる事を楽しみしています。タイガースのゲームを見る楽しみが増えました。
いま、連敗してますが、まだまだシーズンは始まったばかり。楽しませてほしい。