SNSを活用して売上げを伸ばそうと思って、LINE、インスタ、フェイスブック、メルマガなど・・・あれこれしていていろんな論理に巻き込まれてしまって、複雑な状態になってしまったときに、個人店だったらこれくらいの考え方でいいんじゃないかな、と思った事を書きます。
現代において、個人店とお客様との関係は下記のピラミッドのような構造なのではないかと思います。
だれでも「新規のお客様」からはじまって、お店に興味をもっていただければ「リピーター」として再来店されます。この辺りで有効なのがGoogleとかグルメサイトですね。インスタ・ホームページなどでお店の状態を確認する人もいます。
そしてお客様がお店のファンになってくれれば、Twitter(エックス)やインスタなどでお店が発信する情報を受け取ってくださる関係になります。フォロワーです。
そのうち、
だんだんとさらに深い関係になります。お客様の連絡先やアドレス・住所、電話番号などを知って直接アプローチできる関係です。メルマガ会員やLINEアカウントやフェイスブックの”ともだち”的な関係です。こういう人の口コミは効果的でしょう。
その上の関係はもう「友人」ですね。顔と名前が一致した関係です。店長とお客様の関係を越えて親密になります。
SNS嫌いの人はリピーターからいきなり友人になるケースもあります。
元々友人だった人がお店に来てくれるケースもこれにあてはまります。
友人になれば、集客の対象というよりも、その友人が集客してくれる側になります。ありがたい事です。しかし、物理的には多くの友人を抱える事はできませんね。
こう考えると、SNSの使い方もシンプルに整理されて、楽な気持ちになりました。
例えば 今回の「タイガース優勝おめでとう 生ビール180円」という企画は”会員さん以上”に訴求しました。お店の客席数には限界がありますので無理はしなかったのです。ハードな割引ですから、「お得意様」にお届けするだけで精一杯だとおもいました。
逆に、
「イカフェはじめました」等、美味しい新メニューを開発したので紹介したいときは、”新規顧客以上”のすべてのお客様に訴求しました。興味を引く事が目的ですから。
このように、SNSのどのシステムでつながっているのかで分類すると、そのお客様との関係性が見えてきました。
繁華街立地であれば「新規顧客」や「リピーター」さんにアプローチし続けなくてはならないので、店頭ポスターやGoogle、グルメサイトの活用がポイントになるでしょう。ご利用が1回切りになる事を恐れないで、インパクトを出していくような割引券が必要かもしれません。
新規顧客や外国人さんが多い場所で「会員」を作る必要はありません。
住宅街立地だと、いかにして「フォロワー、会員、友人」を増やしていくかが鍵です。毎日同じ人が店舗前を歩いてたり、駅を使ったり、車で走っていたりするのですから、飽きられないよう、あきれられないようにしたいです。すこしづつ新規顧客を得ながらも、リピーターを逃さないようにしなければならない。
話がながくなりそうなので、2回に分けて書きます。(次に続く)
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