飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

リーダーシップスタイルと退職率の関係

 

 

 

頭ごなしに言われるのは嫌だ、とか 上から目線 とか

リーダーの態度を批評する言葉は数多いですね。

 

先日、私とアルバイトのMさんの2人で営業していました。その日はそれなりに忙しかったのですが、2人で会話できないほどでもないので、よくお話をしました。

世間的な話などでいろんな質問をされたり、、、仕事をしながらですが関係が深まったとも思いました。

私は会話好きですが、仕事上は決してやさしくないですし、急激にいそがしくなったら当然のように「命令」をしますし、ダメ出しもします。世間話は長いし。

 

リーダーシップとはいったい何なんでしょうか?

上司にするなら優しくて話しやすい人がいいって言われますが、重要な案件で忙しいときに、ただ優しいだけの上司では役に立ちません。責任ある判断をして徹底させる力が欲しいです。

でも、何でもない時にやれルールだ、システムだ、規律だ、とか言いだして、ガミガミ言われても困りますし、嫌いになってしまいます。

 

部下は個性にあった適材適所にはめ込むことができますが、リーダーは1人なので、適材適所ではなく臨機応変が求められるのでしょう。

 

ヒマで用事のないときは次の戦いに備えてチームを休ませて、忙しくなったら陣頭指揮をとってチームを勝たせるような人であるならば、チームの誰も文句を言いません。

 

陣頭指揮を取るなら「命令」もあるでしょうし、そもそも「上から」見てる仕事でもあります。ですから命令口調や上から目線は「常に悪いことである」ともいえません。

 

頼りにならないリーダーが 一番困るのは言うまでもないですが、いつも部下を緊張させている人も困りますがね。

 

私が過去に聞いた言葉を紹介します。

「リーダーシップにリーダーに発生するものではなく 部下とリーダーに間、または部下側の心理に中に生まれるものだ」

 

ですから、「彼にはリーダーシップがある」という表現は正しくなくて

本当は 「彼はこのチーム(仕事)でリーダーシップを発揮した」が正しい、となります。

 

1人だけではリーダーシップは発生しません。

 

私はオーナーですから、「リーダー」ですが、それだけではリーダーシップは発生しません。一緒に働く時間を通じて、「頼りになるおっさん」であり「責任とってくれる人」かつ「普段は普通の話好きで話は長い人」であることも含めて総合的にリーダーと認められているんだと思います。

 

私がオーナーであるにもかかわらず、頼りにならない無責任なおっさんであるならば、いかに優しくても、アルバイトはリーダーとして認めてくれないし、退職が相次ぐでしょう。

 

自営業のお店において、アルバイトが定着しないならば、まずリーダーが存在しているのか、そしてリーダーは適正で臨機応変な態度が取れているのかを確認したらいいと思います。

 

リーダーシップスタイルというのは、その場その場のスキルのようなもので、「人」を分類するための表現方法ではないのです。

 

君子は豹変す ですね