飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

人材育成計画とプロ野球

3月31日からプロ野球が開幕です。

今年は阪神タイガースの優勝を予測する解説者もおおく、楽しみです。

私見ですが・・

プロ野球の監督と飲食店長って、チーム人材の活用方法において似ているような気がするの も、私がプロ野球を見る理由です。

 

プロ野球と飲食店の似ているところは・・・・・

・選手が同じユニホームを着ている

保有する選手が多くてもが出場できる選手の数は限られている

・出場できる選手は監督が毎試合選ぶ

・ポジションによって仕事は違う

ひとりひとりの給料は違うがチームワークが必要

・監督の作戦によってゲームは動くが、最終的には選手の判断と能力によって勝敗が決まる

・リーグ戦なので、選手層が厚いチームが勝つ

・強くて若い選手が多いのが理想。

・強いがベテランが多いチームは新人育成が遅れて没落する

 

こんな感じですかね。

そして、

良いリーダー(監督)が担当するとチームの戦力は常に整い、長期的なリーグ戦を勝ち抜くが、リーダーが無能だと、戦力が途中で低下し長期的なリーグ戦を勝ち抜く事が出来ない。

弱いチームの特徴としてシーズン終盤になると、戦力不足が浮き彫りになって負けが込んでくる。

 

タイガースの岡田監督の昨年の解説者時代のコメントを紹介しますと

「シーズンの終盤の勝負所になったときに、結局開幕のスタ-ティングメンバーに戻ってきているような状況が一番良い。シーズン終盤に開幕スタメンと全く違うメンバーで戦っているチームはやっぱり弱い。勝てない。」

 

人材育成のポイントを突いた言葉だと思います。

 

シーズンの最初に、

経験年齢や潜在能力・体力を見極めて「誰がチームの中心者のなるのか」を決める。その中心者は開幕スタメンになり、一番たくさんゲームに出てもらう。

中心者に選ばなかったベテランや新人も、それなりのポジションで出場ゲーム数は少ないが、確実に良い仕事をしてもらう。こうやって、適材適所に組み合わせることによってチーム力が上がり、長丁場を戦い抜けるのです。

 

これに反して、もうピークをすぎたベテランに頼らなければならなくなったり、まだ経験不足な人を多用する事態になれば、総合的なチーム力は下がり、長丁場の戦いにおいてはボロが出るし、最終的に「戦力崩壊」になることもある。

 

昨年のタイガースは最終戦クライマックスシリーズに、その年数ゲームしか出てない経験不足な選手がスタメンで出ました。1年間の戦いを通して人材計画が上手く機能しなかった事を表していると思います。

 

では、今年のタイガースはどうなるのでしょうか。理屈ではわかっている岡田監督は、実戦においても、落ち着いて理論を実戦に展開できるのでしょうか?それはわかりません。

 

目安は

開幕先発オーダーと 年末の勝負所の先発オーダーがどれくらい変わってしまうのか?、です。

 

選手が故障したとか怪我した、とかも言い訳にすぎません。

 

こんな事考えて野球をみてるのは、私くらいかもしれませんが、とにかく興味深いです。

 

WBCと違って、プロ野球ペナントレースは長丁場ですから、違った面白さがありますね。

 

岡田監督