飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「KFCよお前もか!」と思った。

時々ケンタッキー・フライド・チキン(以下KFC)に行きます。

 

チキンとポテトとドリンクのセットを食べます。よくいく宝塚のお店は駐車場・ドライブスルー付で30席あるかないかの規模ですが、平日は客席が空いていることが多いのでゆっくりできます。

 

先日そのお店に行ったら カウンターがセルフオーダー用タッチパネル付のレジ1台になっていて、それまでのレジが廃止されていてました。

 

こんなの

「KFCよお前もか!」と思いました。

通常レジを撤去してセルフタッチパネル付レジに1台にしてしまうのは、安易な導入の典型です。無計画とも言えます。

 

マクドナルドさんなどはよく考えてカウンターにセルフレジを置かずにセーリングエリアに大きなタッチパネルをたくさん並べています。レジと違う場所にあるからオーダーボードの意味があるのであって、レジにあるなら人間がオーダーを取ったほうが早いからです。

ましてや、カウンターに置けるサイズのオーダーボードは小さく、全メニューが一挙に映らないので、画面をスクロールしなければならず、操作に時間がかかるのです。

 

松やさんとか、異様に大きなタッチパネルが風除室(入口近辺のスペース)に設置されています。その大きさに意味があるのです。スクロールしなくていいからです。

 

セルフオーダーにしたら人件費が安くなるとか、採用の苦労から解放されるとか、言われていますが、、、このKFCのようにカウンターに置いてしまえば、人も減らせないし、人件費も下がらない。

 

お客様がカウンターに並んでタッチパネルを触りだしているので、従業員は気になって対応します。ですから、人は減りません。ほったらかしにできるお店はつぶれます。

 

ですから、マクドナルドさんや松やさんとかのようにカウンターから遠い所に(死角)に大きな大型タッチパネルを設置すれば、従業員は気を使わなくていいのです。

 

そういうことをKFCはわかっていないから、こういう場所に設置していまいます。

案の定、タッチパネルの横に従業員がやってきて、私にアレコレ気を使い始めました。気が散ってめっちゃ邪魔です。

 

初めて触るタイプのタッチパネルなので操作が遅かったり、ミスしたりするのは仕方ないけど、横にいる従業員にミスするたびにあれこれ言われたら、「だったらお前がレジで聞けよ」って思いますし、実際に思いました。

 

前途多難な投資をしたこのお店をしばらくウオッチングしたいと思います。

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