飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

パフォーマンスの上がらない人

 

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パフォーマンスの良くない人がいます。

 

新2年生の Tさんは採用時期が遅かったのと、学校が忙しいせいで、働く日が少なかったせいもあって仕事が覚えきれておらず、ある時期、失敗をするたびに消極的になっていきました。

その後時間は経過しているのですが・・・・

 

最近は仕事を始める時に「私はまだ新人で経験がないから」と言って周囲に理解をもとめるような発言を繰り返しています。

 

私の判断としては「確かに新人ではあるが充分にトレーニング期間をとっており、もうできない仕事は無い人」です。やはり初期における失敗や、本人の消極的な姿勢が原因で生産性を失ってしまっています。

 

一緒に働いている人達はやさしいので、T さんの動きが遅いときは自分たちがさらに動いてフォローしたりしてくれていました。Tさんは洗い物くらいしかしません。

 

今はそれでうまくいってはいるのですが、私にはTさんがこの状況に甘えているように感じました。なぜならばTさんは雑談が多いからです。

 

他人が自分の分までも働く姿をみながら、楽しくおしゃべりしながら少しの洗い物だけしているのです。この状況はヤバいですね。

 

閉店前、

Tさんと2人で話せるようになったので、私はキチンと言うことにしました。

「今日キミは一緒に働いているWさんと、何対何くらいの割合で仕事やっていたと思いますか?」

 

しばらく考えてTさんは「2:8です」と答えました。

自分が 2 です。

 

私は

「Wさんや他の人はやさしいから、言わないとおもうけど、今のところキミは同僚から『イタイ人』とみられていますよ。キミはそんな『イタイ人』と働きたいですか?」

「仕事が不慣れなのはわかるが、もうある程度の期間働いてるし、積極的にやってほしい。オレは2:8の現状なんかみてられないわ。」

 

と、厳しい指摘を2つしました。

それにプラスして

「あなたは以前のような失敗はしなくなってきてる。やればできる状態だとオレは思っているよ。」

とポジティブな言葉を添えました。

 

(あなたのは好きで成長は認めるが、今日の仕事ぶりはNGである)と伝えたつもりです。

 

あとは、次の勤務に期待するだけです。

 

 

おもしろいのは、そのやり取りを聞いていた(やや盗み聞き?)厨房アルバイトのY君がTさんが帰ったあと

「めちゃめちゃ勉強になりますねえ。こんな風な言い方だったら『頑張ろう』とおもいますわ。」

と言ってきたことです

 

彼はTさんとWさんの今日の仕事ぶりとかを見ていたので、私の言いたい事を理解できていました。

その上で、私がパフォーマンスの低い人や消極的な人に対してどういう話術を使うのか?を見ていたようです。

運動部のキャプテンとかの立場でも直面する問題だ、ととらえていました。

 

なかなか面白い展開やなあ、とおもいつつ、そういうときのスキルについて彼にいろいろレクチャーてあげました。

 

思い出深い夜です。

 

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