飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

救急医療たるシステム?  ~タイミー~

タイミーさんの営業の人とちゃんと時間を取ってお話する機会がありました。

 

あくまで、その方の説明からですが、いくつか気が付く事がありました。

 

基本的にタイミーさんは、”スケジュールが穴だらけで困っている飲食店” を相手とした話しかできない。論理的な採用計画の話については苦手な模様です。

たとえば、

「3か月後半年後は問題ないが、1年後は不足になるので今から採用計画を練っている」とか言うと、

タイミーさんは、もう興味を失って逃げ腰になりましたね。ノウハウが無いのでしょう。正直な人です。

 

 

ちまたに

「タイミーの活用で人件費大幅に削減できた!」という広告をよく見るので、営業さんに、どういうふうに削減できるのか?を問いました。

 

お答えは、

人が足りなくて社員が残業しまっくっている会社の社員の残業代がタイミー活用で削減できた・・・とかそういうことです」とのこと。

30%以上割り増しアルバイト時給を払うタイミーさんより、高い残業時給を払っていた会社の例だそうです。

 

やっぱり、今日、明日の運営に支障をきたしているような、会社やお店を助ける設定のビジネスのようですね。

 

医療で例えるなら”応急処置”だと思います。

優れた応急処置は治療にとっておおきなプラスですが、応急処置のまま放置していてはさらに病状やケガの状態は悪化します。完治はしません。

 

タイミーさんは優れた救急搬送先ではありますが、ちゃんとした治療は他の専門医に任せなければならないようですね。

 

タイミーさんもそこに気が付いていて、長期的な安定をもたらす施策として「引き抜き無料」という打ち出しをしていますが、そもそもタイミーのワーカーさんは長期的雇用を望んでいません。これは決定的な矛盾です。

 

長期的に安定を目指すなら、タイミーさんに登録していない人を探すしかないのです。

 

お使いになられる方が、緊急的にはタイミーさんのお世話になるのを止めはしませんが、同時に計画的な採用育成をコーチしてくれる人に相談したほうがいいでしょう。

 

 

PS

私も、タイミーさん計画的な使い方が無いか、今後も探してみようとは思います。年末年始で帰省者が多いときだけなんか有効かもしれませんがね。単純な仕事がありそうですし。

 

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