飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

コミュニケーションスキルの重要性

「気持ちはわかるけど、言い方が・・・とか」

「言葉たらず」とか、、、

 

誤解を生む表現や、真意が伝わらない表現って

リーダーシップをとる上で致命傷になりかねません。

 

相手のレベルや性格を知っているならば、その特性に合わせて変化球的な表現を用いて、相手に考えさせる機会を与えるような手法もありますが、

やっぱり基本は「伝えるべきことを誤解されないように正しく伝える」べきです。

 

ギャグかもしれませんが不思議な注意書きを見ました

コンビニだったか、駅だったか、忘れましたが・・・

 

「トイレでのスマホは禁止。お客様への迷惑です」とのこと。

 

なんとなく意味はわかります。必要以上に長く利用されると他のお客様が使えなくなってしまって困るってことなんでしょう。しかし、「個室でスマホを見たらお客様への迷惑」って論理破綻しています。

誰が見ても「ツッコミ」たくなる表現でしょう。「じゃあ漫画は読んでもええんか?」とか(笑)

 

このポスターを見ると、これを書いた人は公正公平に事実を判断できる人なのか?と心配にさえなってきます。

 

・・・・・・・・・・・

 

相手の行動を変えたくて、何かを注意喚起したいときとか、に細かい事を言いすぎて、真意を伝え忘れるってこと、ありませんか。

 

たとえば、スマホについてですが、お店で従業員によるスマホの弊害を除去したいのでしたら、職場への持ち込みを禁止したらいいのです。

しかし私はスマホの持ち込みを禁止にはしていません。なぜなら私もスマホを持ちながら働いているからです。

自分がスマホを持ちこみ、時々見て情報を確認しているのですから、アルバイトさんに「職場に持ち込むな」とは言えません。

 

しかし、私もホール係の人がスマホをちらちら見だしたら、注意するときがあります。

スマホが原因でお客様に不快感を与えたり、サービスがレべダウンされても困りますから。「今はお客様に集中しよう。スマホは見ない方がいい」とか「その場所でスマホ見たらお客様からの印象が悪いから、場所と見え方を考えてくれ」とか言います。お客様がいなかったら特に文句はいいません。黙認しています。

 

スマホであっても、おしゃべりであっても。その他の行為であっても、必要なら注意はします。しかし「必要ではない」と判断したら同じ行動でも注意しません。静観します。

私の根拠はブレてはいませんが、ある意味不公平な対応です。しかし公正さは保っていますし、真意を理解させて臨機応変を求めるにはこうするしかない。

 

「お客様に集中してほしい」が真意です。

 

スマホが気になって集中できないなら、ちょっと覗けばいいでしょう。それでサービスが良くなるなら問題ない。「スマホを取り上げたら、サービスが良くなる」とも限りません。

 

「目的はサービスの向上で、それに悪影響なら注意する」そういうリーダーシップを取って来る店長なんだ、とわかってくれるまで言い続けると、ほどなくほとんどの人はスマホをうまく使いながら良いサービスをするようになります。

 

相手は人間なのですから

「言えばわかる」のです。ちゃんと言えばね

 

ごく数人、理解が遅い人もいますけど(笑)。

 

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