飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

セルフオーダーのセールストーク

私がまちがっているのでしょうか?

 

東京に3日間滞在しました。

初日、2日目は忙しかったのですが、3日目は自由な時間がありましたので、観光的に行きたいと場所に行って、食べたいモノを食べました。

スカイツリーから

東京の飲食店を利用して感じた事は、関西に比べて、セルフオーダーシステムを導入しているお店が多いことです。

 

5テーブルくらいの規模のお店でも、当然のように(お客様のスマホから注文する)セルフオーダーシステムを使っていました。

 

 

 

アナロガーの私はどうしても納得がいかないので少し調べました。

 

セルフオーダーシステムの大手取り扱い店の「Airレジ」さんのサイトから、その代表的な3つの特徴とされている事を検証してみましょう(赤字が「Airレジ」さんの文章です)

まず

お客様の注文待ちストレスがゼロに

「何度店員を呼んでも来てくれない」「ずっと待たされている」などのお客様の不満がなくなり、満足度アップにつながります。

とのこと。

この不満の原因はレジのシステムにあるのでしょうか?注文はできても商品が来なかったら一緒ですが・・・

 

注文の機会損失が減り客単価アップ

お客様はご自身のスマホで好きなタイミングで注文可能。お店にとっての機会損失が減り、客単価アップが期待できます。

5テーブルぐらいの規模で注文を損失するって、どういうことでしょうか

 

接客の質を下げずに人件費を削減

導入時のスタッフ教育は不要です。注文業務も驚くほどカンタンに。少人数でもお客様に満足いただけるおもてなしができます。

注文をセルフオーダーにしたほうが 接客の質があがるということは、「人間が注文をうけるとろくなことがない」と断言しています。飲食サービスもなめられたものです。

 

さらに

セルフオーダーだから、できること

として

必要だけど煩わしい業務に

追われてしてまうことは

ありませんか?お客様は

スタッフを待つことなく、

好きなタイミングで

注文出来るので、

「頼みたかったけど諦めた」

という機会損失を防ぐことが

できます。注文業務を

「セルフオーダー」

にすることで、

スタッフはさらに、

お客様へのサービスに

注力できます。

 

とあって、

 

おしぼり、お冷、お会計など、

注文以外の呼び出しも、

お客様のタイミングで

メニュー画面から依頼すること

ができ、スタッフの負担を軽減

して応対することができます。

 

となっています。

 

お客様から「お水ちょうだい」とか

「おすすめは何ですか」とか

「お会計してください」って

言われないようにしたら

「スタッフはさらに、

お客様へのサービスに注力できます。」

って、事を言っています。 

それは、

どんなサービスを想像したら

いいのでしょうか。

私には想像できませんでした。

 

で、実際、今日言ったお店は 

5テーブルしかないのに、

お水もおしぼりも会計も

スマホから送らないと聞いてもらえません。

スマホでの入力を間違えたら、

従業員がテーブルにやってきて

優しく確認してくれました。

これが「スタッフはさらに、

お客様へのサービスに注力できます。」

ってことですかね(笑)

 

レイアウトに問題もなく、

テーブルが少ないお店は

セルフオーダーシステムにする必要は

ないでしょう。

ましてや

セルフオーダーシステム

は費用がかかります。

 

5テーブルのお店には

ホール係が2人いました・・・・

コストは減っていません。

 

ちなみに今日お邪魔したお店で

一番おいしくて流行っていたお店は

 セルフオーダーではありませんでした。

経営者のセンスですかねえ。

 

こんなヘンテコな

セールストーク

大企業が堂々と明記しているなんて・・・

この世の中で、何か変な事が起こっています。

 

茶番なのか?

終わりの始まりなのか?、

非常に心配になりました。

 

もちろん、セルフオーダーシステムをうまく使っているな、と感じるお店もありますが、

ここは絶対いらんだろう、と思わせるお店の方が多いです。

 

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