飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

人材確保の重要性と面接の必要性

「あなたは味見(味の確認)をぜずに、食事を売る飲食店を認めますか?」私はイヤです。

 

下記の図をみてください。

 

 

まんなかの「普通の求人サイト」では、応募のあとに面接があります。

応募者を面接して、お店に合うかどうかを見極めてから採用し、何回か育成のために働いてもらいます。そうやって仕事に慣れさせて、ある程度育成してからお客様の前に出てくるわけです。

しかし左側の「タイミー」さんの場合面接がありません。育成期間も予定されていません。

面接も育成も無いということは、どんな人なのかわからないまま職場に参加したり、お客様の前にでるのです。

 

これは

「味見をしない料理店」と、どこが違うのでしょうか。

 

味見をしない料理店とは

味にこだわっていないお店です。今より美味しくなることはないでしょう。

 

そう考えると

面接しない飲食店は 従業員のパフォーマンスにこだわらないお店ですから

サービスレベルは上がりようがない。

もう、元には戻らない。

 

元に戻すには非常に大きなパワーが必要になります。

 

その根底になる思想は「とりあえず誰かいるだけで、ぜんぜん人がいない今よりは、ましやろ」という考え方です。

そういう考え方が見え隠れするお店を利用したり、そこで食事したりすることは苦痛でしかない。

 

私は飲食店で、こんな人材確保方法を取る事は なるべくやめておいたほうがいいと思います。

 

面接なしで採用した人をお店に入れて割高な給料を支払うなんて・・すごい度胸ですね。

 

お店で雇う人は 

まず面接をしてお店にマッチするかどうか、店長の責任で判断してほしいと思いますし、サービスレベルにも責任をとってほしい。

そういうお店を利用したいからです。

 

いよいよタイミーさんが上場することになり、既存の各社がスキマバイト市場に参入してきています。群雄割拠になるでしょう。各社がそれぞれ「スキマバイトとは何なのか」考えなおしてほしい。参入直後の今しかチャンスが無い。

 

 

 

飲食店にとって「面接なし」って

画期的に良いことなのですか?

それとも

おろかな暴挙なのですか?

 

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