ワタミさんと タイミーさんのコラボしたコマーシャルが流れています。
印象としては
ワタミさんはタイミーさんを全面的に活用して
良いサービスをお届けします、って感じです。
その思い切ったアクションの根拠になっているのは
「ワタミとタイミーで、実証実験をしたところ一部店舗では、トータルで見ると、タイミーを導入した方が人件費は下がるという注目の結果も出た。」
という事実のようです。
タイミーさんも上手く使えばよい結果が出ると思いますが、
このレポートにもあるように『一部店舗』で良い結果となった事を根拠に
全部の拠点に「押し付ける」のがチェーン店の失敗のはじまりです。
どんなシステムでも
『一部店舗』では必ずうまく使えます。
しかし全部の店舗でうまくいくような新システムなんて、ない。
どんな道具でも、現場に馴染ませながら使い込んでいって初めて利益につながります。
そういう地道なプロセスを仮定すると
どうしても店長個々の能力や人格にビジネスが左右されてしまうので、
経営者にとってこれが『障害』に見えてしまうのです。
ですから「そんな障害に負けないでビジネスを推進するのだ!!」という意識が生まれて、
チームワークの醸成
リーダーシップの構築
リテンション活動
とか、お店のベースになる活動への優先順位を下げて
結果を急ぎます。これが失敗です。
デジタルタトゥ-という言葉もありますが
ワタミさんとタイミーさんのコラボがこの先どうなるかを
しっかり見極めてみたいと思います。
私はサービス改善や現場改善にはつながらないと思います。
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