飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

危険性を警告する:慢性的な人手不足の誤った対処法

下記のネット広告を見ました。

ビックリしました。

 

「うちの職場、常に人手が足りていない・・お悩みの皆さんはタイミーへ」

そもそもタイミーさんは、「スポットワーク・スキマバイト」のシステムだったはずです。

「今日だけ働きたい」と「今だけ足りない」を結び付けるビジネスだったと思いますが、いつの間にか「いつも足りないお店」にもメリットがあるかのような位置づけになろうとしています。タイミーさんは常に足りないお店が使うべきシステムではないと思います。

 

この「すり替え」は非常に恐ろしい結果を生む危険性があります。

 

常に人手が足りないお店が しなければならない事は

まずは現有戦力の退職をすこしでも抑える事

採用してすぐに辞めてしまう早期退職をなくすこと、です。

募集について考えるのはこの2点を対策したあとです。

 

例えていうなら、大ケガをしたらまず止血。治療する事が必要で、その後にばんそうこうを貼ります。

小さなケガならばばんそうこうでなんとかなるでしょうけど、

大ケガをしたら、止血したり縫ったりしないと出血はとまりません。

ばんそうこうをはっていただけでは最悪の場合、死んでしまいます。

スポットワークは この「ばんそうこう」のようなものです。

 

もうすこし、例え話を進めると、

大ケガをしたとき、体質とか(糖尿病とか)傷口以外の原因で血が止まらないときもあります。こうなれば外科ではなく内科の治療も必要です。

 

お店に人が足りない時は店舗の内面、外面に「辞めたくなるような原因」「応募したくなくなるような原因」があります。

 

そこから目を背けて「ばんそうこう」を貼っているだけでは

命が危なくなります。

つまり 

根本原因を改善しないと経営が破綻する恐れがあります。

気を付けてほしいと思います。

 

ここに気が付いてほしいと、いつも思っています。

タイミーさんの広告もやりすぎだな、と思いますが、

気づかない経営者の責任も重いです。

 

気が付いていて、上手にタイミーさんを使ってる人は問題ありません。

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