テレビの「情熱大陸」で
イチローさんと松井秀喜さんの対談のようなシーンがありました。
松井さんからの
「今のメジャーの試合を見ていると、ストレス溜まらないですか?」との問いかけに、イチロー氏が
「溜まる溜まる。めちゃくちゃ溜まるよ。まあ、退屈な野球よ」と真剣な表情で同意していました。
そして松井秀喜さんは
「打順の意味とか薄れちゃってる。」とも言いました。
つまり、彼らは
メジャーの全球団が膨大な数値データを駆使して、選手を評価し球団を強化しようとしているため選手や球団がプレーについて頭や感性を使わなくなったことを心配していました。
イチローさん曰く
「目(数値)に見えない大事なものたくさんあるのになぁ」とも。
松井さん曰く
「勉強ができる人達に野球が支配されている」とも。
どんな業界でも同じなんだな、と感じました。
コンピューターの発達で、
膨大なデータを分析できるようになり
SNSにより、
そのデータや指示を瞬時にたくさんのメンバーに伝える事ができ
その通りに動いているかどうかを遠隔で確認、評価でき、
その評価を報酬に反映させています。
個性や感性なんか発達するわけない
ですから、その道で技術を高め、感性を磨いてきた「名人」は
平凡な状態から向上しない人や店を見て残念に思います。
人間の可能性は無限なのに、
蓋をされてしまったように感じるのです。
とにかく
「数値データ」とは過去の数字が分析できないと算出できないので
前例のない方法や偉業は正しく認識できません。
大谷翔平さんのパフォーマンスが正しく評価されていないように感じたり
評価されすぎているように感じたりするのも
前例が無いからです。
イチローさんや松井さんが
「もっと良くなるのになあ」「もっと大切な事があるのになあ」
と感じるのは彼らは前例のない事に挑戦したパイオニアだからです。
自分の経験を正しく伝えたいと思っているのです。
私が、「飲食店は慢性的人手不足なんかじゃない」と言っても
全く信用されません。
多くの人は
求人倍率とかアンケート結果とかを引き合いにだして
人手不足状態を正当化します。
「タイミーさんなんか飲食店は使うべきではない」、と言っても
感性だけの表現に聞こえているようです。だってテレビでめちゃめちゃ宣伝してるし
700万人以上の登録があるし、ワタミとかいろんな会社がが推してるのですから。
松井さんが
「勉強ができる人達に野球が支配されている」と言っていましたが
私は「現場にいない人に飲食店営業が支配されている」って言いたいですね。
特に、チェーン店の皆さんは情熱大陸を見てほしい。
何か感じるかもしれません。
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