「客観的判断」と聞けば 正しいはずだと思うし
「主観的判断」と聞けば バラツキのある評価だと思います。
「数値判断」とか 「チームによる決定」と聞けば
ある程度の「正確さ」が担保されているようにも思います。
しかし、人間は賢いので(ずる賢い?)ので
主観的な判断なのに、さも客観的公平な判断であるかのように
見せる事ができるのです。
私に言わせれば行動を評価する数値指標はほとんどすべてが恣意的に使われる危険性があります。
数値は結果を表すものなのに、行動を数値化しようとすること自体に無理があるのでしょう。
たとえば、飲食店の実情を計るために最も信頼できる数値は
売上と客数です。結果ですから。
正確に報告された売上と客数が伸びているのか?
それが評価されるべきものです。
その他の数値は、その結果がなぜ導かれたのかを分析するためのヒントにすぎません。
大きな組織・・・添付記事の企業だけでなくいろんな業種の店舗において
売上でも客数でも利益でもない数値を使って組織内の評価を得ようとする行為が行われてたりするようです。
売上を改ざんしたら、犯罪になってしまいますので
さすがにそういうことは普通はしませんが
早くないサービスを早かったように見せかける(添付記事の「早消し」等)
お客さんは褒めてくれていないのに、褒められたように見せる(アンケートの改ざん等)
などは普通にあります。
以前、とある衣料量販店でおかしなアンケートをされた経験を書いたこともあります。
折角、数値結果の原因を分析するために設定された数値を改ざんしてしまえば、結果の改善はできなくなってしまう。
売上を上げるために、早いサービスをする必要があるのに、「早消し」したらそういう原因の認識はできないので、まちがったアクションプランができています。
とか
顧客をもっと喜ばせないといけないのに、顧客アンケートを改ざんし、すごく喜んでいただいているように見せてしまうと、まちがったアクションプランができています。
こういうことは不誠実ですが違法ではない
メンバーにとっては罪悪感もないかもしれません。
このように
残念ながら
大なり小なり 最終目的に関係ないことを一生懸命やってまうような事はどんな組織にもあります。人間とはそういうもので、組織の副作用でもあります。
全てのメンバーに「最終目的は何か」「何のためにはたらいているのか」を説明したり理解させたりできるような運営ってむつかしいですね。
私も含めて反省し、肝に銘じたいと思います。
👇ポチっとしてください