飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

キャンペーンが成功するって?トリキマラソンを考察

そういえば

以前にやってたお店の近所に 

鳥貴族さんがありまして

休憩のときに利用したりしてましたが

貴族焼きと飲み物を注文

したら会計は1,000円未満でしたわ。

貴族焼きって大きいから

結構満腹になるねん

でも安いから

「大丈夫かいな、このお店?」

と思ってました。

 

世間は1,000円未満の会計を

問題視してるけど

鳥貴族さんは 

それほど気にしてないんじゃないかな

ネットで批判されるほうが痛いんだろう

いまのところ、

世間は「1品しか注文しないお客さん」を

非難していますが、

そのうち「トリキもけしからん」

ってなったら困るんでしょう

 

 私としては、

注文の少ないお客様も大事だし、、


ほかに席がぜんぜん埋まってないなら

ゆっくりしてもらっても構わないんですわ

 

いつもは、

ほかの席が埋まってきたら

お食事が終わったような

お客様に対して

「お席を譲ってもらえますか」って

話し合いますしね

よくあることです

 

クーポンに敏感な人もいますし、

鈍感な人もいます

でも自分で努力して安くしようとする人は

こちらのプロモーションにも

気づいてくれるのですから、

大事な客層です

 

だから、いつも私が気を付けているのは

「値引き期間に気がつかないまま

来店いただき

自分が値引きされていることに

気が付かないままお会計するお客様」

をつくらないことです。

 

これ、よくある話で

お店は店頭に

「本日ビール半額」とか掲出して

いい気になってるんですが、

お客様は読まずに入ってきてて

お会計時に 「おっ、なんで安いの?

ラッキー」ってなるとか

最後まで「値引きに気付かない」とか・・

 

これ、キャンペーンは効果ないですね

単価を下げただけです・・・

 

 

 

したがって

当店は今5周年記念のサービスを

していますが、メルマガ会員限定にしていて

店頭には何も告知しませんでした。

 

それでも、会員さんでご来店されたあとに

今、メルマガのサービスって

ありましたっけ?っていう人もいますが

こういう方は

愛すべきお得意様です

 

売上を上げたいから 

キャンペーンするのですが

同時に 現場で

リピーターのほうが優遇されるような

仕組みを作ったり

キャンペーンに気付いた人だけが

サービスを利用できるように

していくのも効率を高める為に

必要かと思います

 

もちろん、

従業員が口頭で

お客様にキャンペーンの紹介をして

楽しい、意義のある

コミュニケーションをとることは

大前提です。

 

システムや告知に頼りっきりでは

どんなプロモーションも成功しないでしょう

 

 

最後に

話をトリキマラソン戻しますが

 

 

今回のトリキマラソン

GO tO イート 

企画に問題があるとは思いますが

失敗の烙印を押す理由もない・・

店舗で処理できる事案ですよ・・・


国やら、本社やらが動くほどでもない

結局 国が動いて、

キャンペーンの魅力を下げましたね

私は自分のお店に1品だけのお客様が来ても

それなりに対応できると思いますし、

「来ないよりマシ」とも思いますよ。

 

5月ごろ「ほんまにお客様が来ない時期」

恐怖を

経験したので

どんな理由であれ

お客様がご来店する機会を作って

くださることには感謝したいです

 

 

 

 

 

 

優秀な女性マネージャー

菅内閣に女性閣僚が少ないとか、

言われてますが

飲食業は昔からマネージャー陣に

女性の活躍がある職場じゃないかな、

と思います。

 

私が過去、一緒に仕事をした女性マネージャー

・・・もっともお世話になっているのは

妻ですが、妻の話はほかの機会として・・・

 

副店長として私と2年近く働いたMさん・・・

タフでした。前日遅く、

当日早く出てくる日が

あっても。

きっちりお化粧ができててるんです

男女両方からリーダーとして認められていましたね

この人は絶対俺より睡眠時間少ないな、

と思ってました

 

私があえてやらないような

「友人のようなコミュニケーション」が

とれる人でした。 

イメージは「アネゴ」ですな

私が「おやっさん」なんで、ちょうどよかった

です。

ただ両方が豪快なので、そうとう

おもろい職場だったとおもいますがね。

 

アルバイトのマネージャーだったKさんも印象深い。

ある男性社員が資材の発注と管理を担当していたのですが

あまりにも杜撰な仕事ぶりで、月に50件くらい

資材ショートや過剰発注があり、そのたびに

ほかのお店から移動して分けてもらったり破棄したり

大変でした。

彼は出勤したら資材の手当てばっかり

やってるんで、お店も不安定・・・

そこで普通の女の子だったKさんに担当を変わって

もらいました。

Kさんは初めての担当だったのですが

なんせ月に1千万円近く注文するので、重責です。

少し時間をとって発注、資材管理についてやってほしい

事を伝えました。その中で一番のポイントは

倉庫スペースをチェックして

誰よりも先に資材の過不足に気付いてほしい

と、いうことです。

担当者がいない日に、「あれが無い。これが無い」

ってなるのは 信頼を失う事になるからです

 

で、しばらくすると 資材を移動する件数がゼロ

になりました

彼女は自分が休む日の前に倉庫をチェックして

ほかのマネージャーに資材の注意点と

「こうなったらこうしてください」と

指示をだしていました。

 

携帯電話もない時代なので

これが、最善の方法です。

 

しかも、彼女のすばらしさは、

しんどそうな顔しない事です

口数の多くない人でしたが、

私にはいつも通りに働いているように見えて

ましたが 生産性は大きく上げてました

 

恐るべしアルバイトやな と思った

 

新入社員で入ってきたSさんの話とか

早出勤務のMさんとか

すごい主婦の方とか

エピソードはたくさんあるので

折を見て書きたいと思いますね

 

 

NET予約盛況

 

トリキマラソンはじまりました。

そりゃそうなりますわ

当店も今月6組28人の予約が入ってます

昨日もお客様からお電話いただいて

「今度の土曜日に利用したいんですが、

予約サイトが閉じられています。

開けないんですか」と言われました。

土日は通常は競馬もあるし電話予約も多い

からNETの即予約(こちらから返信しない予約)

は止めてたんです。

 

こりゃ開けないかんな、と思う・・・・

 

平日は当日15時締切なのですが

土日は電話予約とNET予約で席数以上の予約を

とってしまうミスが起こりやすいので

NETは前日締め切りにして開けることにしました

 

すると、土日に5人様お予約が入りました

電話してきた方と思います

5人で利用したら5000ポイント(円)が

後日付与されます。

そりゃ、普通の経済感覚の人はNET予約しますね

オレも お客さんだったらそうする

予約が増えるんだから、飲食店にとってもメリット

はある

 

ただ、2つ疑問が・・・

ひとつは ほんとに消費を喚起してるのかな?

もうひとつは

農林水産省主管のキャンペーンで

産地の方にメリットを出すのか最終目的と聞きましたが

達成されるのかな?

です

 

NET予約は増えていますが、MET予約しなくてもご来店

いただけるお客様だったんじゃないか、とも思います。

グルメサイトを使うことによって、飲食店利用実績の

ある人にクーポンを配布することができるので、

メリットはあるのかもしれん。

でもこれは消費を喚起しているのかな?

 

また、飲食店のお客様を増やし、産地を潤わせるための

資金(予算)をグルメサイトに持っていかれて

ませんかね。グルメサイトが1000ポイントを付与

していますがこれは政府から金が出ます。

そのかわり紹介手数料は1人200円(最大)

飲食店からグルメサイトに支払われます

 

確実にもうかってるのはグルメサイトですね。

 

これはちょっとちゃうんちゃうかなあ

 

9月18日に「わからん事始まった」で言いましたが

なんか違うような気がするんですよ

 

飲食店はやり方次第で儲かるかもしれませんが

産地の方が潤うまでは

相当な時間がかかるんとちゃうかな

 

そもそも

グーグル、インスタ、ツイッター、ライン、

フェイスブックで 

情報を自由に発信できる時代に

グルメサイトで情報を得る必要はなくなってきてるし

飲食店もグルメサイトを使わないと集客できないとは

考えてないでしょ。

だから

グルメサイトはだんだん、下火になってくる業種かな

と思ってました

 

でも、ポイント付与しやすいからという理由で

政府が支援したら、

グルメサイトさんが勢いづくじゃないですか

本来の使命が終わりかけているビジネスが

不自然に復活したら、、、

悲惨な終わり方になるんじゃないかな

 

そこは心配

 

疲れたわ

ここのところ GO TO トラベルや

GO TO イートなどの 商品券とか食事券とか

宝塚の「すみれ商品券」発行とか目白押しです

paypayの上限引き上げもそうです

家賃支援金とかもあります

これからもいろんなんが出てきます

コッチとしても取扱事業所になりたいので、

毎日いろんな申請をしています。

 

でもなぜか

申請にあたって不備がでたりします

だいたいはちょっとした手順の間違いが

原因のときが多いのですが

たまに、どうしようもないときがあります

疲れますわ

 

このあいだ

ある公的支援金の申請の話です

私と、ある人の契約が自動更新になっていたのですが

その後「ある人」がいなくなったので

今は裁判所の管理になっていて直接は弁護士が

窓口になっていいました

 

で、どういうふうに申請したらいいか聞いたら

法律の条文にそのケースが書いてないから

申請できません、ときっぱり言われました

 

うーん

急に作った法律で網羅できなかったのは理解できる

けど・・・・

「私のお店の売り上げや営業の状況は

この公的支援金をうけるべき状況に

はありますよね」

ときいたら

それは「ある」という判断


でも申請のためにつくった申込書に

わたしのようなケースが想定されてないから

ダメって言うてくるんです



疲れる・・・話が枝葉末節すぎる

 

いやいや、

この公的支援金を作った理論から

すると公的支援金をうけるべき

国民がいるのに

書類を受け付ける準備が想定されてないから

ダメって・・・


(まあなんとかしますけど)

 

ここで感じたのは

本質的な課題があるのに、

形式的な問題の改善で安心してたり

本質的には問題がないのに、不安がったり

 

たとえば、飲食店でお店の味やサービス

に問題があるのに、

クーポン会社と契約して

大金をはたいてクーポンを入れてる、とか

 

労働環境の問題でバイトがやめちゃったのに

またおんなじように大金かけて

リクルートサイトを使う、とか

 

このケースでリクルートサイトに注文するように

命じられた部下が、

「今、募集しても結果は同じ

でしょうから、違う事を考えましょう」

って言ってくれたら・・・・・


疲れもふっとぶなあ

 

ここんとこ、

官僚的な人たちとばっかり話してる

から 疲れたわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緻密さが必要や

今年がどうなるかわかりませんが

通常12月は居酒屋の繁忙期です

当店も「繁忙期が来る」と思って準備します

今月から 中央競馬がインターネット予約で

観客を入れ始めたようですので

ある程度期待はしています

 

繁忙期の2か月前に まず すること

人材の質と量が それまでに整うかどうかの

判断ですね

 

今アルバイトの応募に来ていただいてる方

男性2名

女性3名

います

 

現状男性陣の陣容は

大学1年生1人

2年生2人

3年生以上3人

 

応募者は

1年生下宿生 他のアルバイト無し 

2年生自宅生 他のアルバイト有り

 

どちらを雇うか、

誰も雇わないか

2人とも雇うか

 

人柄に問題が無いとして、、悩みますなあ

 

1月になれば 就活と卒業で3年生以上は

いなくなるからねえ

 

今後の展開を考えると1人は雇いたい

こちらから希望する要件は

「年末繁忙期に稼働すること」

「競馬開催日に夕方から出勤できること」

かな

 

このあたりは整理してから考えないといけないね

4月ごろに採用するのはある程度「イケイケ」なので

簡単ですが

10月から採用するとなると

緻密に考えないといけませんなあ

 

とくに厨房の人はむつかしいです

 

ホールはシフト数が多いので

ある程度アバウトに採用できますが

厨房は入れる人数が限られるので

へんな採り方したら、みんなが困るし・・

 

もうちょっと考えますわ

 

 

 

 

流行る店

この週末、5周年記念サービスを実施しました

その結果は

 

金曜日 普通

土曜日 すごく売れた

日曜日 ややヒマ

3日合計 は 普通

 

5周年記念サービスはすぐには浸透しないので

10月半ばから効果でてくるかな、とも

思ってましたが、不安定ですなあ

 

でも土曜日の忙しさは 

手ごたえがあるものでした。

半分のお客様がメルマガ関連で

のこり半分はそうではなかったので、

こういうご来店のありかたは 

新しいお客様も増え、従来のお客様も大事に

していけるので良いと思いました

 

良い流れに持っていく方法がないか

考えていきたいですね

 

でも、つくづく思うのですが飲食店って

「経営戦略」に影響される商売ですね

 

たとえば 味について・・ 


美味しさはあたりまえですが

どんな風においしいと思ってもらうか、とか

どんなメニューを提供するか、とか

なぜ、そのメニューなのか、

そのメニューを提供する理由は・・・・

等々

 

サービスのありかた

内装の見せ方、

外装の見せ方

SNSの使い方

 

立地を分析して

ターゲットを決めて、どんな方法で攻めるか

メールなのか、はがきなのか、

を決めて 実行したら

あとは 

おもに「待つだけ」ですね

 

「待つだけ」ていうと、

「そうじゃないよ自分でお客さんを呼んでくるんだよ」という方も

いるかと思いますが、


いわゆる 

普通の販売業と比べると待つだけですし

飲食店の中でも 

クラブやスナックに比べても当店の

ような形態は待つビジネスかと思います

 

だから、計画&戦略がむっちゃ大切ですね

私は妻とお店を経営していますので

妻との会話が 最高経営会議になります

自分の考えを妻に説明し 

承諾を得ることによって

バランスをとっているように思いますね

 

家の近所にグルメハンバーガーのお店が

あります

オープンから11年がたっておりますが

ハンバーガー1個が

最低1200円くらいするので

最初は全然人気なかったのですが、

その戦略的な商品で営業し続け、

今では大繁盛しています。

 

休日などはリッチな中年が

お店の前にハーレーを乗り付けて

アメリカンテーストのハンバーガーを

買ってます。


お店の雰囲気に ピッタリ合ってますね

 

お店は映画スターのポスターが一面に貼ってあって

インスタ映え間違いなしです

 

駐車場も10台分以上契約されています

1200円以上のグルメハンバーガーを

購入してくれる人を近隣住民から

探すのは無理があるので

遠方から来る人が寄りやすいように

駐車場に投資したならば、

それは大正解ですね

 

感染騒動の後押しもあってテイクアウトも

ウケているようです

 

住宅街にお店を構えたのも正解です

 

戦略の勝利

マスターとはちょいちょい話しますが

そこまで具体的には

計画していなかったようですが

お客様を観察しているうちに

こうなったようです

 

私の家に周りにも

いろんな飲食店ができてますが

流行る店、流行らない店があります

 

座ったら5万くらいとられる寿司屋さん

流行ってます

 

外人がやってるカレー屋さん とか

お世辞にもきれいと言えない居酒屋さんとか

 

形態はいろいろですが

味、内外装、値段、サービス、

従業員、キャパ

等々のバランスが整っているお店が

流行っているように思います

 

アンバランスや 無理なやりかたは

イカンようですね!


高級店でもいいし

庶民的なお店でもいい

何かに特化したお店でもいい


徹底して戦略を実行

してれば、お客様は付くけど


中途半端は

戸惑うわあー 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤浪の話

手前味噌な話ですが

昨日 深夜番組で 「メジャーリーグ2」を

やってました

20年以上前の映画で

ハリウッド映画なのに とんねるずの石橋さんが

出演しています

 

主役のチャーリーシーンは ドーンという名前の

ピッチャーの役です

 

刑務所にはいったりする不良だった

ドーンですがひょんなことから

メジャーリーグのインディアンズに入ることが

できワイルドシング(荒くれもの)の剛速球投手として

成功します

 

しかし次のシーズン

金持ちになったドーンは

CM契約をもってきてくれる

金髪の美人マネージャーと付き合います

 

だから、自分がワイルドシングであった事は

過去の事としてビジネスマン気取りな

選手になってしまいます

 

だから、投げるタマは迫力を失い

打たれてしまう事によって 気弱になり

美人マネージャーとカウンセラーの世話に

なる始末

 

もともと金目当ての美人マネージャーは

彼の元を去ります

 

その後、リーグ優勝決定試合で

ワイルドシングを取り戻した彼が最後のバッターを

3球三振に仕留めて

彼がヒーローに返り咲きます

 

で美人のマネージャーが再度

色目を使ってくるのですが

彼が言う言葉は

 

「君はいい女だけど

 デリケートじゃない」

 

といって、別れます

 

藤浪にみてほしいわ

この映画