飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

論理が先

今週のお題「読書感想文」

 

8月の売り上げが、昨年の数字に

追いつきました

 

ものすごくうれしいです

 

4月に緊急事態となりマーケットが崩壊して

「もう、もとには戻らない」

と思っていましたが

数字はもとにもどりました

 

ただし

数字は戻りましたが

その内容は全く違うものになりました

 

緊急事態宣言が発令されたときは

何から始めたらいいのか

わかりませんでしたし


まず、

飲食店は営業を許されるのかどうかさえ

わかりませんでした

 

でも

政府の基本方針の中に

飲食店は生活インフラとして営業すべき業種

と位置付けられてましたので

安心して営業することを決め、

従業員に伝えました

 

ところが、


東京都知事を中心に

「飲食店がクラスターになる」

という説を主張する人が増えて、

そのあげく

「飲食店の営業は8時まで」という

自粛を求める施策が各県で流行りました

 

「接待を伴う」という前提は

いつのまにか外され

「夜8時までならクラスターにならない根拠」は

示されないまま、


おおくのの飲食店が

時間制限された営業をすることになりました


繁華街も住宅街も地方の都市でもです・・・

 

東京はまだやってます

 

しかし

各飲食店は 

そんな中でも

「3密」を避けるため

店内にビニールシートを張ったり

消毒液を備えたり

席数を減らしたり

店内で感染するリスクを減らす努力を

していました。

 

5か月後の今日

一番感染する場所は

「ご家庭」だそうですが・・


 

4・5月ごろ

何をするのか

なぜするのか

がわからなかったときに

 

私を救ってくれたのが

星野リゾート社長が主張していた

「マイクロツーリズム」という考え方です

 

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「ゼロ」になってしまった経済や産業が

どんなふうに回復していくかを簡単、明確に

表した仮説です

 

説は

近場の日帰り旅行やお出かけから

始まっていく

と、主張しています。

 

もちろん、星野さんは旅行業界の人なので

飲食店の話ではありませんが

私は普遍的な理論としてとらえました

 

だから

私なりに

飲食店における「マイクロツーリズム」とは

何かを考えて 図にしてみました

 

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こうすると

まず 最初に何をするか 、、、、

その次に何をするか、、、、、

を明確化することができました

 

『とにかく、近隣にお住まいの方に

 何度もご来店いただくことしか

 助かる道はない』


 これが最初の結論です

 

方針がきまれば

なぜ、感染対策をするのか

 →安心してリピートしていただくため

なぜ、テイクアウトをするのか

 →近隣の方が夕食献立で苦労されているから

なぜ、メニューを増やすのか

 →何度も来たら飽きるから

なぜメルマガを多発するのか

 →衝動的にご来店していただける地域に

  住んでいる人に対してメールを送ってるから

 

お店の周りにお住まいの学生さんは

帰省でいなくなってしまったし

 

事業所の方はご来店しずらい

状況だったのですが

近所のファミリーの方は明らかに

来店頻度が上がったので

8月は売上が戻りました

 

今後、学生さんや 事業所の方に

ご来店いただけるようになっても、

大丈夫なお店であるために

人を雇って 育成し始めます

 

成功するためには

論理が先、行動が後ですね

 

PLAN DO SEE 

 

 

 

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