飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

話題の本質がヅレる時ってありますね。

そもそも論に戻る、って大事です。話し合いをしていて、だんだん議論がすすんできたあげく、「そもそもなんのために話し合ってたんだろうか」「本質はなんだったんだろうか」に戻ると、全然違う話をしていたことに気が付きます。だいたいは本質ではなく枝葉の議論になっている場合が多い。

始末に悪いのは、最初から本質をズラすのが目的で話し合いに参加している人もいるってことです。ゴマカシだわ。


緊急事態宣言が関東で延長されるらしいですが、そもそも緊急事態宣言の目的はウイルスを「ゼロ」感染者発生を「ゼロ」にすることでしたか?感染症対策の本質はウイルスゼロですか。そうではないでしょう。だってインフルエンザって毎年無くならないじゃないですか。天然痘が何十年もかけて世界でゼロになったのは希なニュースですよ。


たとえば、飲食店が害虫を絶滅したいと思っても、隣の店や下水管に生息していたら絶滅は無理ですね。世界中にいるんですから。だから自分のお店に害虫が近づかないように、夜間の食品放置をやめたり、変な音波を出したりして害虫が寄って来る要因を減らしていくのが常道です。


ですから、緊急事態宣言の本質は、「世界からウイルスはなくならないが、医療体制の範囲内に収まるぐらいにする」ための猶予期間だとおもうんです。「猶予期間」にできることは医療体制の拡充とワクチン接種だと思う。

国民に向かって「あと少し、あと少し」って上から目線で言うなら 第4波に対応できるの医療キャパはこれぐらい増えましたよ、とかうまくいかないので減りました、だから感染しないでください、とか言ってほしい。宣言したら人の動きはへります、解除したら人は動きます、当たり前。延長・・・この時間稼ぎの本質はなんだろう?