飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

ネットを商売に使う方法      を議論しました。

ネットでインスタやLINEを使って集客します!という会社の方がセールスしてきました。電話で話した後、訪問していただきました。

私がこれまでの当店のネットでの取り組みとこれからの方針をお話したら、「もう、我々でお手伝いするレベルではないですね」と言って、しっぽを巻いた形で、お帰りになられました。私は「おいおい、ここから共同して何かをつくろうや」と言って止めたのですが、無理でした。最初は月22000円でコンサル契約したい、って言ってたのに・・。

ライン公式アカウントをはじめて、使い方がわからない人や途中で投げ出してしまった人には「コンサルタント」するが、使いこなしている人には「コンサルタント」できないそうです。それは本当に「コンサルタント」なのかな。

 

 

彼(営業の人)と話して、決定的に乖離したことを書きます

「店舗周辺の若い人でもつ鍋等が好きな人をグーグルさんに抽出してもらってそのグループにメールやLINEを送って、まだ利用してくれていない人を集客する」(有料)というのが彼の主張です。私の疑問は「すでに6年営業している当店の周辺に住んでいて、利用していない人って、当店に気づいていないのではなく、深刻な、来ない理由があるのではないか?そんな人を呼んでも来ないでしょ」です。どちらが正しいということではなく、この乖離を埋めないと、コンサル契約しないほうがいいでしょうね。

 

当店のやり方は・・・

初回の来店の誘引は店舗の外観や、口コミ、ホットペッパーやグーグルの情報だけに任せて、無理はしません。気に入った方がメルマガやLINEの会員になってもらえるようにはしておきますが、キャンペーン的なお誘いはしません。(会員数の増加率は常にチェックはしておく)

しかし、会員になった方には、頻度の高いメールやLINEを出し、クーポンや話題を提供し再来店を促します。

 

コロナ禍においては、会員様へのメールやLINEの頻度は相当高いです。今は「今日は何時まで営業しているか」「酒類の販売をしているか」だけは毎日配信しています。TVを見ていて、この2つの情報がわかりづらいし、問い合わせの対象になるかと思いましたから、毎日配信しています。

 

彼(営業)は最初、「毎日配信なんでとんでもない!嫌がられます!月2回が理想です!」という主張でした。私の主張は「配信の内容によっては毎日でも問題ないはずだ。内容が一辺倒だから嫌がられるんであって、頻度の問題ではない」です。彼は平時と有事の違いがわかってないし、配信の目的のオプションが無いようでしたので、議論しました。当然、実践中の私のほうが優勢になりますが、誰もができる正解ともおもいません。お店の状況によって月2回が正解かもしれません。

ネットで「集客」という考え方、だけではなく、ネットを「お客様との関係性を深めるツール」として使う事も目的としたらいいと思います。そうすれば「コンサル」ももっとヒットするでしょう。