飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

急に人不足になってませんかね

10月1日からお酒OKの営業になりました。思ったより売れまして、土日はお店に入れないお客様が出てしまいました。21時閉店でなければ、少し待ってもらうのですが、そういうわけにもいかず、次回にチャレンジという方法しかありません。21日まではこんな調子でしょう。

急に売れるので「人不足」になってしまうお店があると思います。

そうなったら、とにかく現有のバイトさんとか、最近辞めた方のスケジュールの掘り起こしを進めてください。慌てて新人採用をしてしまうと、仕事を教える事に時間を割かれて、にっちもさっちもいかなくなります。

「人が足りないな」と実感するような事態になったら それは「有事」です。有事には有事のやり方があります。

人材の採用育成はあくまでも「平時」にやることなのです。先週と今週の売り上げが何倍にもなったら人不足が起こるのは当たり前です。最初からこの事態を予測して、できうる対策をしていなかったら、そのツケを払う事になります。

甘んじてツケを払う とは 体制が整うまで、営業時間を延ばさずに短縮する、とか、休日を増やす、とか メニューを減らす、とか席数を減らす、とか売上が上がりすぎないようにコントロールすることです。

無理に新人を大量に投入して、お店のレベルを下げて、お客様に「失望を売る」ような事だけはしてはいけません。

じゃあ、どうやって人数を増やすのか? それは、何でもない時期から、採用活動をして、暇なお店で少しづつ働いてもらって、実力をつけてからピークに投入するという事です。時短営業の時期は、ずっとヒマですから、相当な知恵を絞って、従業員育成を行うしかありません。

当店で言えば、法外に安いコースを用意して、客数を確保して、その方々がご来店される時間に新人を使って、経験を積んでもらいました。

100%成功しているわけではないですが、この土日のピークで満席プラスアルファになりましたが、問題はなく、通常のサービスをお届けできていると思います。

皆さん無理しないで、年末までに良い状態になるようマネジメントしましょう。

多分、予防接種もできてるので、第6波はそれほででもないでしょうから